【K-1】地元の歓声にヒヤリ、サワーがロクエニをスプリットで破る
<K-1 World Max 1回戦/3分3R>
アンディ・サワー(オランダ)
Def.判定2-1
アブラハム・ロクエニ(スペイン)
マドリッドのファンの大きな声援を受けたロクエニ。ショートショーツのサワーは、ロクエニの左ハイをブロックし、パンチをバックステップでかわす。左フックを振るうロクエニは、スイッチを織り交ぜローやフックを伸ばして前に出る。ロクエニのミドルがブロックされても、大きな歓声が起こる場内。ロクエニはそんな声に後押しされるように、荒いフックを振るいながら手数を弛めない。ボディにヒザを受けて苦しげな表情を浮かべたサワーだが、レフェリーがローブローと勘違いし、インターバルを与えてしまう。初回は、手数でロクエニのラウンドとなったか。
2R、左ローを見せるロクエニは、左から右を繰り出すが、サワーもショートのワンツーからミドルを狙う。ワンツーから右ハイを見せたロクエニ。サワーはフックからヒザを返しペースをあげる。ローから前に出るサワーだが、ロクエニのパンチを被弾するシーンも。サワーの蹴り足を掴んで倒したロクエニ、ここでもファンの歓声が起こる。
ロクエニのクリンチに注意が与えられ、両者がパンチを交換。サワーがロクエニをコーナーに詰めたところでラウンド終了に。最終回、前に出るサワーに対し、右ストレートから左ミドル、さらに左ボディフック&右ハイをロクエニが繰り出す。左を空振りしたロクエニにヒザを突き上げるサワー。ロクエニは左ローを連続で蹴っていく。左ハイを空振りしたロクエニに組みついて、ヒザをボディに蹴り上げるサワーだが、決定的な場面はなく判定になると危ない状況から脱せない。
残り1分を切り、サワーが強烈な左ローを放ち、ロクエニがクリンチに。下がるロクエニはサウスポーの構えから左フックを見せる。近距離でショートのコンビネーションを見せたサワーが、ロクエニを転がしたところで試合はタイムアップに。ジャッジはファンの声援に惑わされることなく、2人がサワーを支持し、スプリットで判定決着となった。