【K-1】グリゴリアンのパンチに苦しんだグローエンハートが逆転KO
<K-1 World Max 1回戦/3分3R>
マルセル・グローエンハート(オランダ)
Def.3R by KO
ハルート・グリゴリアン(ベルギー)
70キロとは思えないフィジカルを誇るグローエンハートに、グリゴリアンは左ボディフックから右フック、さらに強烈なボディを放つ。接近戦でボディを繰り返し、首相撲からヒザを突き上げたグリゴリアンは、距離を取ろうとするグローエンハートを追いかけて、左ジャブから右ストレートを打ち込んでいく。
グローエンハートも右を振るうが、バランスが悪く上体が揺れてしまっている。グリゴリアンは軽快に左右のストレートからヒザを蹴り上げ、グローエンハートをコーナーに詰めると、左右のストレートを放って初回を戦い終える。
2R、1R終盤には打ち疲れのようにも見えたグリゴリアンは、左ジャブから前に出て右ストレート、右ローを放っていく。グリゴリアンの左ローで、スリップダウンを喫するグローエンハート、右に下がりながらパンチを見せるが威力はない。逆にボディフックから右ストレート、コーナーに詰められた状態でヒザを被弾する。グリゴリアンの前進は止まらず、グローエンハートの劣勢が続いた。
最終回、ガードを高く顔面を固めるグローエンハート対し、ボディを連打で攻めるグリゴリアン。グローエンハートも左フックで前に出ると、続く右フックがヒットしグリゴリアンの動きが一瞬止まる。すぐに前に出たグリゴリアンは、左右のストレートを出し続けるも、グローエンハートの左フックを浴び棒立ちに。そこに右ストレートを受けたグリゴリアンがロープまで吹き飛びダウン。何とか立ち上がったグリゴリアンだが、右フックを打たれ、腰から崩れ落ちる。劣勢だったグローエンハートが、前に出る姿勢を貫き、一発を打ち込んだことで逆転KO勝ちを手繰り寄せた。