【Glory】貫録の判定勝ち、クラウスがエルミールを寄せ付けず
<GWS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
アルバート・クラウス(オランダ)
Def.判定3-0
モハメド・エルミール(デンマーク)
ショートフックを連打するクラウス。リーチで優るエルミールは遠い距離から大振りのフックを放つも簡単にかわされる。大振りの右を見切って前に出るクラウスは、コーナーにエルミールをつめてボディフックを打ち込む。右を返したエルミールに左右のパンチからローと、ダッチコンビネーションを見せたクラウスがアッパーからローを繰り出す。
そのローを掴んで倒したエルミール、変則的な構えからフロントキックを見せるなど、攻勢のクラウスは、やや攻め辛そうだったが、初回を確実に取った。
2R、近距離で打ち合いになると、エルミールはコーナーまで下がる。ここからは右フックでなく、右ストレートを見せるエルミールだが、クラウスはもう見切ったかのように重いローを放っていく。
左ボディフックを決めたクラウスは、左フックから右ハイキックを打ち込むも、エルミールも右を返していく。クラウスにパンチを集中され、頭を懸命に守るエルミールだが、そこにヒザを受けてしまう。エルミールの攻撃は完全にディフェンスし、アッパーを打ち込んだクラウスが、2Rも危なげなく自らのラウンドとした。
最終回、ボディフックからエルミールをコーナーに詰めて、右ローをヒットさせたクラウス。ハイキックをスウェイでかわして、ボディフックからロー、左フック、右ストレートと連続でパンチを放っていく。クラウスはその後も、右ローを効かせてヒザを蹴り上げ、ショートフックの連打から、右フックを打ち込んでいく。
右ローでエルミールをロープ際まで押し込んだクラウスは、ヒザを連続で蹴り上げ、ボディフック、アッパーと攻め続けて試合終了を迎えると危なげなく判定勝ちした。