【Glory】スウェーデン代表ダルベック、スティーブルマンスを退ける
<GWS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
サニー・ダルベック(スェーデン)
Def.判定3-0
ウォーレン・スティーブルマンス(オランダ)
会場のファンの声援を一身に浴びるスウェーデン人キックボクサーのダルベック。急遽出場となったスティーブルマンスに対し、左ローから右ハイキックを放っていく。さらに左ハイ、左ストレートを見せるダルベック。勢いのある左からの蹴りを続けるが、スティーブルマンスは左ストレートを顔面に打ち込む。
ダルベックは前に出るスティーブルマンスに左フックを打ち込み、ダウンを奪う。左フックの連打を続けるダルベックは、左ハイから左ストレート、さらに左ハイと猛攻を続ける。スティーブルマンスもアッパーを返し、蹴りを受けながらも前に出る。残り10秒足を止めて打ち合った両者だが、ダルベックのビッグラウンドとなった。
2R、引き続き左ストレートから、左ローでスティーブルマンスを転がしたダルベックにレフェリーから足払いは禁止だと注意が入る。両者、振りが大きくなるなか、ダルベックは前蹴りから左ストレートをヒットさせる。左ボディフック、左ストレートを放つダルベック、左からの攻撃にスティーブルマンスが逆に左ストレート、左フックを打ち込む。
やや疲れが見えるダルベックは、それでも手を出し続け、2Rも制し大量リードを奪った。
最終回、ローから前蹴り、左ハイを放つダルベックは、組んでヒザを突き上げるなど、序盤から攻撃の手を弛めない。左ローの連打から、右から左のワンツーを打つダルベック。スティーブルマンスは、前に出て左ボディフック、左フックを放つが、ダルベックが首相撲からヒザ、左ストレートをヒットさせる。スティーブルマンスも左フックを返すが、ダルベックが巧みに首相撲、クリンチを織り交ぜて勢いを殺そうとする。
スティーブルマンスは残り30秒にパンチの連打で猛攻を仕掛けるも、最後までダウンを奪い返すことはできずタイムアップを迎えた。結果、3-0で判定勝ちした21歳のスウェーデン人ファイターに、割れんばかりの声援が送られた。