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【BFC69】ミドル級T優勝はファルカォン、シュレメンコと王座決定戦へ

2012.05.19

<ミドル級トーナメント決勝/5分3R>
マイケル・ファルカォン(ブラジル)
Def.判定3-0:29-27、29-27、29-27
アンドレアス・スパン(スウェーデン)

ジャブの応酬から、左フックを打ち込んだファルカォン。スパンは左ローを見せる。距離を詰めてヒザを蹴りこんだファルカォンだが、直後にスパンの右フックが連続でその顔面を捉える。動きが止まったファルカォンだが、組みついてスパンをケージに押し込んでいく。

ギロチンの態勢に頭を抱えようとしたスパンは、頭を引抜かれてもケージを背にしてテイクダウンを許さない。バックに回り、左のパンチを後方からいれるファルカォンは、大きく抱え上げてテイクダウンを奪う。後方にエルボーを入れるスパンは、バックを許したままパンチを顔面に、ヒザをボディに受ける。

一度は立ち上がったスパンだが、ファルカォンは再び腰をコントロールしてテイクダウンへ。バックを取ったまま譲らない。残り1分、ケージ際ヒザをついた状態のスパンの顔面にファルカォンが右ヒザを蹴り込んでしまう。反則のヒザ蹴りに、5分間のインターバルが与えられる。

ファルカォンにペナルティ、1p減点が告げられ、試合はスタンドで再開した。スパンの右ハイが空を切り、組みついたファルカォンは、スパンのギロチンを後方回転で逃れる。距離ができたスパンが、打撃戦を仕掛けたところで初回が終了した。

2R、スパンは左ハイを放ち、ファルカォンの右ローに左を合わせていく。距離を詰めたファルカォンはすぐにテイクダウンへ。ハーフガードのスパンから、クルスフィックに移行したファルカォンが、パンチを落していく。亀の態勢になったスパン、ファルカォンは再びバックコントロールから、パンチを顔面に落す。

足のフックを狙うファルカォンのパンチが、継続してスパンの顔面を襲い続ける。キムラを仕掛けたスパンだが、潰されパンチを顔面に受ける。スパンはケージ際まで移動し立ち上がるが、このままバックをキープしたファルカォンが、2Rをモノにした。

最終回、スタンドをキープしたいスパンだったが、即座に組みついたファルカォンがテイクダウンを奪い、これまでと同じようにバックコントロールへ。ヒザをボディに入れ、頭部にパンチを落とすファルカォン。ケージ際に移動したスパンは、立ち上がって胸を合わせギロチンへ。

後方回転で逃れたファルカォンは、柔術のセルフディフェンスをそのままMMAで使いこなし、再び組みついてバックへ。グランドでも寝技でもバックに回り続けるファルカォンに対し、胸を合わせると3度目のギロチンへ。これまでと同じ方法でエスケープを許したスパンだが、ようやくスタンドで打撃の間合いに戻ることに成功した。

しかし、一発のパンチをヒットさせることもできず、テイクダウンを許してしまう。最後はフルマウントで試合を終えたファルカォン。1Rの減点とパンチのラッシュを取られるなら、初回を8-10で落とすことも考えられ、28-28がつく可能性も残っている。果たして――。

ジャッジは3者とも29-27をつけ、ファルカォンが判定勝ちに。シーズン6ミドル級トーナメントを制したマイケル・ファルカォン、ビヨン・レブニーCEOはトーナメント・ウィナーとアレキサンダー・シュレメンコの間で、ヘクター・ロンバードの返上を受け空位になっているBFC世界ミドル級王座決定戦を行うことを宣言した。

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