【UFC FUEL】プレッシャーを与え続けたリベラ、フルマークの判定勝ち
<バンタム級/5分3R>
フランシスコ・リベラ(米国)
Def.判定3-0:30-27、30-27、30-27
アレックス・ソト(メキシコ)
遠い距離から左ハイ、サウスポーからオーソにスイッチしてテイクダウンを狙ったソトは、サウスポーに戻した直後、ハイキックにカウンターの右ストレートを被弾してダウン。テイクダウン狙いでごまかしたソトに対し、リベラは重いパンチで追撃し、ソトを追い込む。
距離が近づくと、右をテンプルに打ち込んで再びソトの動きを止めたリベラ。ソトはパンチを受けながら、シングルレッグでテイクダウンを奪う。リベラがケージを背にして立ち上がろうとした瞬間、ソトはヒザ蹴りをボディに打ち込んだが、リベラは立ち上がると逆にヒザをボディに蹴り込み、アッパーを打ち込む。
右から左へのコンビネーションでソトを追い込むリベラは、再びボディにヒザを見舞っていく。ケージ際を左へ回るソトに、フライングニーから右を伸ばすリベラがプレッシャーを与え続ける。ステップを踏むようになったソトに、リベラが右を放ったところで初回が終了した。
2Rも右クロスを中心にパンチで前に出るリベラに、ソトが組みつこうという展開に。リベラのローが急所をかすめるシーンもあったが、試合はそのまま続行される。前に出てはすぐに距離を取ろうとするソト。その前に出たところでリベラの右ローを再び急所に受ける。
再開後、ソトは左ハイを放つが、リベラの高いガードを越すことはなく、逆に右ストレートを受ける。右ジャブを伸ばしたソトだが、リベラにウィービングからパンチを打ち込まれ動きが止まる。ソトはアゴをつき出し、大丈夫だという仕種を見せるも、直後にヒザの追撃を受ける。リベラはローを急所に受け、インターバルを受ける。
再開後、ソトの左ミドルに対し、リベラがパンチから右ハイキック、ダウンを奪う。スタンドで待ったリベラはラウンド終了間際にも左フックから、右ハイをヒットさせる。インターバル中、急所を気にしたリベラだが、2Rもソトを圧倒する。
最終回、リベラの右ハイにテイクダウンを合わせたソトだが、リベラはすぐに立ち上がり右をヒットさせる。右ジャブを伸ばすが、前に出ることができないソト。下がりながらのミドルは恰好のカウンターの標的になるだけで威力はない。逆に右前蹴りをアゴに蹴り込んだリベラは、右アッパーでソトをグラつかせる。異様にアゴの強いソトは、スタンドに踏みとどまり、左ミドルを懸命に繰り出す。
残り2分、リベラはジリジリと距離を詰め、テイクダウン狙いのソトにハイキックを合わせる。プレッシャーを与えるが、自ら追い足を持つタイプではないリベラは、ソトが前に出てこなくなるや、見る展開を続ける。試合は遠い距離で蹴りの応酬を見せながら、そのままタイムアップに。結果は当然のようにフルマークでリベラが判定勝ちを手にした。