【RFC16】完勝、福田力。次戦は 「ミドル級王座か階級変更か」
【写真】ユン・ドンシクの蹴り技に全く動じることなく、プレッシャーを与え続けた福田力 (C)MMAPLANET
26日のRFC16で、ユン・ドンシクに圧勝した福田力。日本のビッグステージで戦っていたレジェンド・ファイターとの対戦をクリアした福田に今後を尋ねた。
――見事な圧勝でした。
「ちょっと攻めが単調になってしまったところもあったので反省点はあるのですが、良かったと思います。試合をフィニッシュするということを目標に立てているので、凄く自信にもなりました」
――ユン・ドンシクが最高に強かった時をイメージして戦うと戦前に言われていましたが、実際に戦ってみていかがでしたか。
「思ったよりもリーチが長かったです。経験も豊富だし、向こうのペースでのらりくらり戦わせないよう、プレッシャーを掛け続けようと思って戦いました。ユン・ドンシクが疲れていったのが分かったので、ドンドン圧力を掛けたんです」
――払い腰をすかして、バックを取りました。
「強引な感じでしたね。その前の足払いにしてもそうなのですが、GRABAKAには柔道出身の選手も多いので、練習中に免疫もできていますし、落ち着いて対処できました」
――そこからパウンドは好感触がありましたか。
「後頭部を殴らないように気にしながら殴っていたのですが、手応えはありました。ガードに戻したりするような感じでもなく、動かなくなっていったので、もう止めてくれって思いながら殴っていました」
――拳の方に怪我はなかったですか。
「大丈夫です。加藤(清尚)先生にバンテージも巻いてもらったので」
――これでRFC2連勝となりました。次戦に関しては?
「ミドル級のタイトル空位(※前王者イ・ウンスが負傷明けにウェルター級転向を決め、タイトルを返上)になっているので、タイトルに興味はないかと尋ねられはしました。もちろん、戦っている限りベルトは欲しいですから、そのように伝えました。ただ階級を下げることも考慮しているので、その辺りも含めて少し考えようかと思っています」
【写真】目指すはRFCミドル級王座か、あるいは新階級か。プロモーションとしては王座へのストーリー作りも必要とするだろうが、福田としては無駄な試合は必要ない。マネージメント力も問われる次戦となる(C)MMAPLANET
――その次戦はいつぐらいと考えていますか。
「ケガもなかったので、今が7月ですから、次は10月ぐらいに試合ができればと思っています。RFCとも契約が残っていますし、韓国で戦うことになるはずです」
――ミドル級タイトル戦になるのか、ウェルター級転向初戦となるのか。楽しみにしています。
「ありがとうございます。タイトル戦になるのか、そうでないのか確認して、今後のことは決定していきたいです」
――アジアで戦うなら韓国人ファイターのフィジカルは日本人以上ですが、中量級以上は決して層は厚くないです。今後、北米を目指すなら、ミドル級のファイターの通常体重は福田選手より明らかに重いので、その辺りも考慮する必要性がありそうですね。
「米国でトップどころと練習していると、体格差を感じました。今、国内でとても良い練習ができているので継続する形で練習し、体重のこともおいおい決めていければと思います」