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【TUF15】第6週 ピチェル肩固めでクルーズに主導権戻す

2012.04.21

Pichel
【写真】シーズン初期のレベルの高い攻防を見慣れてしまうと、勝ったピチェルも負けたコファーも荒いパンチの攻防+テイクダウンという単調な攻防に終始したように感じられた (C)UFC

20日(金・現地時間)に行われたTUFシーズン15第6週。過去5週で3勝2敗と勝ち越しているチーム・ユライアからはジョン・コファー、連勝スタートも負け星先行となったチーム・クルーズからはビンチ・ピチェルが出場、UFCトレーニングセンターでライブ・ファイトを戦った。

<ライト級/5分2R>
ビンチ・ピチェル(米国)
Def.延長3R0分44秒by 肩固め
ジョン・コファー(米国)

サウスポーのコファーが左ストレートを放ちながら前に出るが、ピチェルも左を打ち返す。序盤はワンツーで前に出るコファーのパンチが、ピチェルの精度を上回るか。流れを変えたいピチェルは、ミドルをヒットさせるが距離が近づくと、逆にボディにヒザを受けてしまう。

ピチェルの前進を左回りでかわし、左アッパーを入れるコファーは、自らも連続でアッパーを放ち、組みついてシングルレッグへ。ピチェルバランスをキープするも、残り30秒はテイクダウン狙い、離れ際のフックとコファーが優勢に――と思いきや、ピチェルが最後にフックを決め、乱打戦では打ち勝った印象を残した。


2R、互いにガードを忘れたような体の開いた姿勢で、フックを放っていく。まずはコファーのパンチがヒットし、ピチェルが一瞬、ヒザをつく。同じリズムで打ち合う両者、今度はピチェルのフックがコファーの顔面を捉える。ピチェルの右に、左ストレートを合わせたコファーは、残り時間3分を切り、テイクダウン狙いからバックを制す。

振り返って右ストレートから、逆に組みついたピチェルも、シングルでテイクダウン狙うと、残り2分で思い切りスラムのようにコファーを叩きつける。ビチェルが後ろ向きのマウントという効果的でないポジションからボディを落とし続け、試合は終了した。

しかし、ジャッジの裁定はドローで延長3Rを行うことがダナ・ホワイトから告げられる。サドンビクトリー・ラウンドはピチェルがフックの連打で前進し、テイクダウンに成功する。2Rでスタミナを使い果たしたのか、コファーの動きは鈍く、ビチェルはそのままグラウンドで肩固めの態勢に。すぐにコファーは彼の背中を叩きタップアウト。

第3週以来、マッチメイク権を得たドミニクは自軍からサム・シシリア、チーム・ユライアからクリス・サンダースを指名した。


完売間近・・・、TUF15 オフィシャルアパレル残り僅か・・・

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