【BFC65】ノバの柔術王子ドゥドゥ、バンタム級王座奪取
<BFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
エドゥアルド・ダンタス(ブラジル)
Def.2R3分26秒 by 肩固め
ザック・マコウスキー(米国)
サウスポーのマコウスキーに、ドゥドゥ・ダンタスはジリジリと距離を詰め、相手が前に出てくるところに、右ニーを突き上げる。続く右ミドルでマコウスキーのバランスが崩れるが、深追いをしないドゥドゥはガードを上げて待ち受ける。
再びドゥドゥのミドルで後方にバランスを崩したマコウスキーだったが、今度は距離を詰めてきたドゥドゥにシングルレッグから、足を払いテイクダウンに成功する。すぐにオモプラッタを見せたドゥドゥ、回転しながら逃れたマコウスキーはキーロックも逃れて、パウンドを落とす。
試合がスタンドに戻り、残り1分を切ると、マコウスキーのダブルレッグを突き放したドゥドゥが、右ハイを見せる。再びシングルから尻もちをつかせ、バックに回ったマコウスキーだが、胸を合わせたドゥドゥがハイを見せ、ミドルから右を伸ばしたところで初回が終了した。
2R、ドゥドゥは前蹴りから、右ハイで前に出る。蹴りを連続で受けてなお、右に回らないマコウスキーは、真っ直ぐ前に出ると、左フックを受けて動きが一瞬止まる。直後にテイクダウンを成功させたマコウスキーだったが、ドゥドゥはスイープからトップを奪取し、マウントへ。足を戻したマコウスキーの顔面にドゥドゥが、勢いのあるパンチを落とす。
王者はクローズドガードを取り、パス狙いのドゥドゥにヒールホールドを仕掛ける。すぐに足を抜いたドゥドゥは、パウンドを落とし再び流れるような動きからマウントを奪う。勢いのあるパンチを落とす挑戦者は、マウントをキープし、パンチを嫌がって横を向いたマコウスキーに肩固めを仕掛ける。
サイドに移行し、ドゥドゥが絞め続けるとマコウスキーが失神。エドゥアウド・ダンタスが、第2代BFC世界バンタム級王者に輝いた。「練習仲間、みんなにお礼を言いたい」と、まだあどけない顔を崩して新チャンピオンは語った。