【LFC08】悠羽輝、勝負の3Rに足が出ず
<ライトヘビー級/5分3R>
サム・ブラウン(ニュージーランド)
Def.判定3-0
悠羽輝(日本)
【写真】遠い距離では蹴り技を有効に使えていたが、近距離では頭を下げるシーンなど悠羽輝は課題が見えた試合になった。が、決して勝てない相手ではない(C)MMAPLANET
序盤、真っ直ぐ前に出て大振りの左右のフックを伸ばしてくるブラウンに対し、真っ直ぐ下がる場面が見られた悠羽輝だったが、コーナーでの組み合いのあと、勢いのある左ローを決める。続けて、組みつかれてバックを許した展開で、ストンピングを足に入れるなど細かい攻撃を見せると、ここからは足を使いながら、左ハイやローを使って揺さぶりを掛けた。
コーナーでの組み合いが長かった1Rを終え、悠羽輝はさらに蹴りを多用するし、前に出て来るブラウンにパンチを合わせていく。ブラウンも大きく振りかぶったパンチを使い、距離が縮まると、連打を放って譲らない。
悠羽輝も右クロス、ハイキックを放つなと、ほぼ互角の展開ながら印象点で遅れを取った悠羽輝。勝負は3Rに掛かってくる。と、なぜか悠羽輝の蹴りがピタリと止まる。
真っ直ぐ前に出てパンチを繰り出すが、この距離で勢いがあるのはブラウンの方。右フックに頭を下げて、真っ直ぐ下がる悠羽輝の印象点は悪くなる。
さらにコーナーでの組み合いでは逃れたものの、リング中央でダブルレッグを決められ、さらにバックに回られバックマウントを許してしまう。立ち上がっても、さらに足をフックしてきたブラウンを前方に振り落して、パウンドを連打したが、残り時間は殆どなく、ここで試合終了に。勝負の3Rを落した悠羽輝はジャッジが3者とも28-29をつける裁定で、判定負けを喫した。