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【LFC08】川那子祐輔、「秋本道場の強さを証明します」

2012.03.29

Kawanago30日(金・現地時間)、香港のアジアワールド・エキスポで行われるLegend Fighting Championship 08。そのセミファイナルでLFCフェザー級王座決定戦に出場する川那古祐輔。

【写真】ファイトウィークに入っても、非常に落ち着いている川那子祐輔。Tシャツのアカデミア・ヌーサとは、彼を世界に導いた黒帯柔術家・長谷川嘉憲氏が豪州クィーンズランド州に開いた柔術アカデミーのことだ(C) MMAPLANET

本来はジャカルタ大会で、地元のフランシーノ・チルタと対戦予定だったが、そのチルタの欠場により、対戦相手が中国人ファイターのジ・シャンに替わったばかりか、開催地も香港に変更された。目まぐるしい状況の変化にも動じない川那子に、タイトル戦2日前の心境を訊いた。

──川那子選手の応援をするために、ご友人がジャカルタ行きのチケットを買っていたそうですが、ちゃんと応援に駆けつけてもらえそうですか。

「ハイ、大丈夫です。チケットを変更できたので、明日、香港に来てくれます」

──それは良かったです。ジャカルタ大会で地元のチルタと戦うはずが、対戦相手が変更し、さらに開催地も香港に替わるなど、少しごたついていましたが、精神的な部分でストレスを感じることはなかったですか。

「10月に試合をした段階で、次はタイトルマッチになると聞かされていたので、戦わないという選択肢はなかったですし、対戦相手が誰になろうが、自分のスタイルを貫いて戦うと決めていたので、全く問題ないです」

──香港入りして、体調の方は?

「バッチリです。減量もあとは水抜きをすれば、問題ないところまできています」


──対戦相手のジ・シャンについて、どんな印象を持っていますか。

「基本的に前の対戦相手のフランシーノ・チルタに似ていて組み技系のファイターですね。やや極めに拘る部分が強い感じで。まぁ、特に問題ないと思います。

ポジショニングを見ていても、殴ることができる場所でも、殴らないで極めに行く感じだし、ちょっと雑な部分もあります。ただ、ああいうスタイルは相当、自信がないとできないと思うので、極め重視の姿勢に警戒は怠らないようにします。

そういう彼のスタイルを5分×3R、しっかりと使って、潰していきたいです。もちろん、打撃で仕留めようという気持ちは持っていますが、1Rで終らせようとかっていうことでなく、3Rを通して試合を決めようと思います」

──ジ・シャンは8試合、全て1Rで一本勝ちをしています。

「なんか、先週も試合をしたみたいで、舐めていますね。そんな奴は、ブチ○してやらないと(笑)。でも、その試合の方が先に契約していたかもしれないですね」

──試合の2日前ですが、川那子選手はリラックスしていて、精神的にも余裕がありそうですね。

「打撃で来て、組んで倒してから極めにくる……、そういう積極性はこの相手の方がありますが、チルタと完全にタイプが違うということがなかったので。

戦い方を決めているから、毎回、同じような試合展開になっているんでしょうけど、アレは弱い相手には通じるかもしれないけど、俺には通じないぞと。MMAを見せて、秋本道場の強さを証明します」

■LFC08対戦カード

<LFCライト級選手権試合/5分3R>
[王者]ジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)
[挑戦者]ナム・イチョル(韓国)

<LFCフェザー級王座決定戦/5分3R>
川那子祐輔(日本)
ジ・シャン(中国)

<ウェルター級/5分3R>
中村K太郎(日本)
キム・フン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
悠羽輝(日本)
サム・ブラウン(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
粕谷雄介(日本)
ソン・ウンシク(韓国)

<ライト級/5分3R>
ウ・ハオティアン(中国)
デニエル・フッカー(ニュージーランド)

<フェザー級/5分3R>
ウ・チェンジェ(中国)
レオナルド・デラルミーノ(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ゾ・ナムジン(韓国)
オウグスチン・デラルミーノJr(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
ヤゾル・アブラシ(フィリピン)
ダナア・バットゲレル(モンゴル)

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