【RFC07】久米鷹介、鮮血のなかで鮮やかに腕十字
<ライト級/5分3R>
久米鷹介(日本)
Def.2R1分31秒by 腕十字
イ・ヒョンソク(韓国)
【写真】流血に負けず、一本勝ちを手にした久米鷹介。修斗&パンクラス同時制覇という期待もあるが、本人は海外志向だ(C)MOOZin
1R 、サウスポーのイ・ヒョンソクに対し、オーソドックスの久米は回し蹴りをかわすと、左ジャブを伸ばしていく。両者ともステップを使いながら、打撃の間合いを計る。久米は左ローを蹴り込み、続くハイはイ・ヒョンソクがガードする。
イ・ヒョンソクは首相撲を狙うが、久米がイの脇を差してドライブし、シングルレッグでテイクダウンに成功する。イ・ヒョンソクはクローズドからハイガードを取り、ケージを蹴って回転して逃れようとする。
トップをキープした久米、イ・ヒョンソクはバタフライガードの態勢に入ると、ジャッジがブレイクを命じる。ここで久米が左瞼の上を大きくカットし、ドクターに傷のチェックが要請される。
再開後、久米が右アッパーを連打しラッシュを蹴る。再び、イ・ヒョンソクの首相撲にテイクダウンを合わせようとしたが、回転して逃れようとしたところで腰に傷をこすったが、久米の流血の量が多くなる。
一旦、試合にストップがかかるが、すぐに再開。イ・ヒョンソクの遠い距離からの右フックに、久米がカウンターを合わせて後退させる。パンチを振りつつ組みついた久米に、イ・ヒョンソクが腰投げを見せるも、久米が足払いでテイクダウンに成功。クローズドガードを取るイ・ヒョンソクが、ラバーガードを仕掛けるも、久米はパウンドからパスへ。
サイドを取った久米が、腕十字を仕掛けたところで初回が終了した。出血量が多い久米だが、重いローを蹴り込み、組みついてテイクダウンへ。一瞬、バランスを崩した場面も見られたが、シングルレッグで再びトップを奪取する。マウントから三角絞めを狙った久米は、イ・ヒョンソクの動きに合わせて、パウンドから横三角へ移行。
そのまま腕十字にスイッチした久米が、タップを奪い韓国でのケージ大会で一本勝ちを手にした。