【TUF15】最後の生き残りは、アレロア破ったジュリーに
<ライト級/5分1R>
マイルス・ジュリー(米国)
Def.判定3-0:10-9,10-9,10-9
アクバル・アレロア(メキシコ)
TUF13参加予定も、ヒザの負傷で棒に振ったジュリーが再びTUFに挑戦。対戦相手はメキシコのアレロア、この試合が最後のイリミネーションラウンド・マッチだ。ジュリーの右ハイに、ローを合わせたアレロア。直後にジュリーがテイクダウンを奪う。
クローズドガードで固めるアレロア。5分の試合では懸命な作戦ではない。コツコツとパンチを落とすジュリーは、左エルボーを連続で見せる。ケージを蹴り上げて腕十字を仕掛けたアレロアに、ジュリーは上手くバランスを移動し、プレッシャーを掛ける。
と、レフェリーがブレイクを掛けて試合はスタンドに戻るが、すぐにジュリーがテイクダウンを奪う。ハーフで押し込むジュリーに、成す術なく抑え込まれるアレロアは、ブリッジを仕掛けるが、足を戻すにとどまる。
残り90秒、再びブレイクが掛かる5分×1R仕様のレフェリングにも、すぐにアレロアはテイクダウンを奪われ、ジュリー攻略の糸口がつかめない。ヒップトスを潰したジュリーは、高い防御能力を見せ、トップをキープする。
アレロアはほぼ5分間、ガードを強いられタイムアップを迎えた。ジャッジの裁定は、当然ジュリーに。アグレッシブな試合が続いたイリミネーション・ファイト、最後の一戦がMMAのリアリティを見るような渋いファイトになったのも印象深い。