【UFC FX02】“隠れた実力者”カンプマンがアウベスを料理
<ウェルター級/5分3R>
マーティン・カンプマン(デンマーク)
Def.3R4分12秒 by ギロチンチョーク
チアゴ・アウベス(ブラジル)
左ハイを繰り出したアウベスは、距離をとって強烈な右ローを蹴り込む。カンプマンはシングルレッグから、ドライブすると、腰をコントロールしてバックへ。腕をはがして、胸を合わせたアウベスは、左フックを見せるが、カンプマンの右前蹴りがその顔面を捉える。動きが止まったアウベスは、テイクダウンを奪われるが、立ち上がって距離を取り直す。
パンチを打っても、正面に立っているためにすぐに組みつかれるアウベスは、ここを凌ぐと組みついてきたカンプマンから逆にテイクダウンを奪う。パスに成功したアウベス。カンプマンはハーフに戻すと、ワキを差してスイープを狙うがマウントを許してしまう。
腰を押して、ヒップエスケープで足を戻したいカンプマンだが、アウベスは上手く腰を切って再びマウントの体勢に。胸を付けて抑え込むアウベスは、残り10秒を切って体を起こしてパウンドを落とすが、背中を向けたカンプマンが立ち上がって、前方に落とす。アウベスはトップキープで、ポイントを奪いにいった初回だった。
2R、右を伸ばすアウベス。カンプマンの組み狙いを切っていく。アウベスは左フックをヒットさせ、右ミドルでテイクダウン狙いを拒む。左フックが交錯し、カンプマンは左ローを繰り出すが、左フックを受ける。直後にシングルで組んだカンプマンだが、ハイクラウチからテイクダウンは奪えず、自ら距離を取る。
カンプマンは左ジャブを伸ばし、続いて左から右へ。アウベスは前蹴りを避けて、左ローへ。アウベスの勢いのある右ストレートがカンプマンの顔面を捉える。距離を取り直したカンプマンが前に出るところで、アウベスのパンチが待ち受ける。アウベスの左フックに、距離を詰めたカンプマンが首相撲からヒザを突き上げる。
残り10秒、組みついたカンプマンだがテイクダウンを奪えないまま、ラウンドが終了した。最終回、右ローを叩き込むアウベス。カンプマンは右から左を見せるが、アウベスがダブルレッグへ。体を入れ替えたカンプマンに対し、アウベスは左ワキを差し返し、距離を取る。
ワンツーからヒザ、押し込んでダブルレッグ、さらにハイクラウチに移行するカンプマン。アウベスが耐え切ると、首相撲からヒザを見せるも、クリーンヒットはしない。アウベスは右ミドルを見せ、右フック、スピードは落ちたが重い打撃を仕掛ける。
ここで距離を詰めたカンプマンが、ヒザを顔面に入れる。アウベスは右ストレートを伸ばし、カンプマンが近距離から右アッパーを見せる。パンチを入れて距離を取るアウベスはテイクダウン狙いを潰し、打撃の距離をキープする。残り90秒、カンプマンは左ミドルから左ストレートを伸ばす。
前蹴りを避けたアウベスは右ストレートから組みついてテイクダウンへ。と、カンプマンはギロチンからマウントを奪う。このまま、力を込めて絞めつけたカンプマンは、残り48秒でタップを奪い、隠れた実力者がアウベスを下した。