【UFN43】日沖発。「アニマルが戻って来たぞ(笑)」
【写真】初めてのニュージーランド、インタビュー時点では現地の情報収集もまだの状態だった(C)MMAPLANET
6月28日(土・現地時間)、ニュージーランドはオークランドのベクター・アリーナで開催されるUFN43「Te Huna vs Marquardt」で、シャーウス・オリヴェイラと対戦する日沖発の話を4月19日に訊いた、インタビュー第2弾。
4月中旬の日沖は、彼本来のあまりメディアの前では見せないユーモラスな一面が、リラックスした雰囲気のなかで顔を覗かせていた。
<日沖発インタビューPart.01はコチラから>
──昨日、ハワイから帰国されたそうですね。お兄様の結婚式だったとか。向こうではどこかのジムで練習はされましたか。
「いえ、MMAの練習はしていません。オアフ島だったのすが、UFCジムで汗は流させてもらいました。BJ・ペンのジムだそうで、もの凄く大きかったです。オクタゴンとマットスペース、サンドバッグのスペースがあってスタジオもありました」
──UFCジムなので、UFCファイターは顔パスなのでしょうか(笑)。
「顔パスということはないのですが、元ストライクフォースのマッチメイカーのリッチー・チョウという方が、マネージャーの知り合いらしく、彼に訪ねることを伝えていたので、無償でトレーニングさせてもらえました」
──試合に向けてのトレーニングは、本当にここからなのですね。
「具体的に詰めていくのは、ここからですね」
──大会はニュージーランドで行われます。
「ニュージーランドはあまり分からないのですが、時差は3時間らしいので、そこは大丈夫です。不安要素も良いところも、まだ分からない感じです」
──季節が逆なので真冬ですよね。
「あぁ、そうですね。6月だからちょうど、12月のようなものですね。開催地はオークランドだと思うのですが、気候とかもまだ調べていないです(※6月28日の平均気温は最高が15度、最低が9度となっている――msn天気予報より――)。同じ南半球でも豪州のパースは冬でも寒くなかったですね」
──移動の面や時差を考えると、有利だと捉えていますか。
「そうですねぇ……。ブラジルから来るのか、米国から来るのか」
──マカコゴールド・ジム所属で、米国だとしたらテキサス州だと思うのですが、ブラジル人ファイターは何だかんだといってお金ができるとブラジルに戻っていますし。
「凄いボーナスで稼いでいますよね? 6回(※サブミッション・オブ・ザ・ナイト×4回、ファイト・オブ・ザ・ナイト×2回)くらい取っているんですよね、確か」
──その数字を見ると怖いですが、テイクダウンを防いで仕掛けるという試合展開でなく、久しぶりに関節技合戦のような日沖選手の試合が見られるのではないかと。
「僕、そんな極め極め系じゃないですよね、実は(笑)。極めている振り系です(笑)」
──おぉ、ショーン・シェルビーが知れば『キィー!!』となる発言ですね(笑)。
「大丈夫です。日本語が読めないから(笑)。また複数で契約が残っていますし、しっかりと皆に喜んでもらえるよう頑張ります」
──最近はこのタイミング、この敗北でリリースかというケースも見られるようになってきました。
「タイミング的に契約最後の方の試合で負けると、連敗でなくてもリリースされることがあるので、怖いですね」
──倒す雰囲気がない……という理由で契約が継続されないケースもありました。日沖選手も倒す雰囲気を作らないといけないでしょうか。
「倒す雰囲気ですか……。それは見せ方もあるんじゃないですか。『俺はビーストだ』とかって言えば(笑)。『アニマルが戻って来たぞ』とか(笑)。試合が終わったあとに、そんな風に言って誤魔化そうかなって。ハハハハ。ダメですか?」
──ローリー・マクドナルドじゃないですか(笑)。日沖発、口で勝負と。
「そうですね、口で勝負したいです(笑)。いや、やっぱり試合で勝負します。試合で魅せます」
──ところで同じ日本人フェザー級ファイターとして、川尻選手の試合はチェックされましたか。
「ライブじゃなかったのですが、結果を知る前に朝起きて、すぐに映像をチェックしました」