【UFN39】ピン無しレスリング? ロショルトがオミランチョクに圧勝
<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ロショルト(米国)
Def.3-0
ダニエル・オミランチョク(ポーランド)
D-1オールアメリカン、ジョニー・ヘンドリックスのチームメイトのロショルトが、自身と同じオクタゴン2戦目のオミランチョクと対戦。左フックを振るうオミランチョク、左ローを返すオミランチョク。ロショルトは右ストレートをヒットし、サウスポーのオミランチョクの右足を取ってテイクダウンに成功する。オミランチョクのギロチンに対し、ボディへパンチを落し続けるロショルト。頭を抜くと、ハーフから抑えてボディを続けて攻める。思い切り振るった左のエルボーは空振りになったロショルトだが、引き続きトップコントロールを続ける。
ロショルトは体を起こして振りかぶったパンチを落とし、再び胸をつける。アメリカーナを狙いつつ、パスに成功したロショルトが背中を見せたオミランチョクの体を返し、ハーフガードから抑え込む。このままタイムアップとなりロショルトが初回を取った。
2R、オミランチョクは左ハイを見せ、テイクダウン狙いに左ヒザを突き刺す。離れたロショルトに左ミドルを入れたオミランチョクだったが、直後に組まれてテイクダウンを許してしまう。ここではサイドを取ったロショルト、抜いた方の足でヒザをボディに入れる。ロショルトはパスに成功し、直後にオミランチョクがケージウォークから亀の態勢を取ると、思い切り右ヒザを脇腹に入れる。
残り90秒、試合がスタンドに戻るとオミランチョクが左ミドルを見せ、左フックを打ちこむ。と、ロショルトに組まれたオミランチョクが何と引き込みへ。オミランチョクのキムラ狙いを未然にロショルトが防ぎ、2Rが終了した。最終回、簡単にテイクダウンを取ったロショルトの抑え込みに場内からブーイングが起こる。足を抜いてマウントを取ったロショルトだが、背中を見せたオミランチョクに対し、バックマウントでなくバックコントロールに移行する。腕を引き寄せて、仰向けにさせて抑え込むロショルト。
ロショルトは再びバックに回ると、パンチを入れる。完全にオミランチョクをコントロールする。ピンフォールのないレスリングのような状況でオミランチョクを完全に封じ込めたロショルトが、残り30秒でノースサウス・チョークへ。そのままタイムアップとなり、当然にようにロショルトが判定勝ちを手にした。