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【UFN39】勝負どころでTD決めたエイラーズが、スプリット勝利

2014.04.12

<フェザー級/5分3R>
ジム・エイラーズ(米国)
Def.2-1:29-28, 29-28, 28-29
アラン・オマー(イラク)

イラク出身、現在はドイツのシュツットガルト在住のオマー、キャリア22戦目のUFC参戦は12勝1敗のエイラーズとの対戦となった。右を伸ばすエイラーズ、オマーの後回し蹴りに組みついてドライブもすぐに距離を取り直す。右ローを受けて姿勢を乱したオマーは、続いて右を被弾すると、ワンツーから前に出て右ローを返す。エイラーズは右ボディを入れるも、オマーも右フックを放ち、主導権争いが続く。

オマーが右を打って接近するとエイラーズが左ヒザを突き上げる。続くオマーのワンツーを受けたエイラーズの動きが一瞬止まるも、ここはオマーも攻め急がない。続いて右フックを被弾したエイラーズが組んでケージに押し込んでいく。場内のオマー・コールを受けて体を入れ替えたオマー、残り30秒で離れる。パンチの勢いで上回るオマーが初回を取った。

2R開始直後に強引にテイクダウンに行ったエイラーズだが、オマーがリバーサルからトップを奪取する。オマーは素早いパウンドを落とし、立ち上がりながらパンチを集中させる。エイラーズも右を返すが、オマーは右アッパーを伸ばし、後回し蹴り。一気呵成に攻めるオマーだったが、エイラーズの右フックを受けてダウン、クローズドガードを取る。ケージ際に移動したエイラーズは、起き上がってパウンド。オマーは蹴り上げで対抗するも、再びクローズドガードに。残り90秒、トップからパウンドを続けるエイラーズに対し、右腕を差したオマーが立ち上る。ガードの展開が長く、このラウンドは落したか。

最終回、2R同様にテイクダウンに成功したエイラーズが、しっかりと抑え込み重いパンチを落す。ダースチョークを狙うと、頭を抜いたオマーが立ち上り、ダブルレッグで押し込む。シングルへ移行したオマーだが、テイクダウンは奪えずヒザを入れて押し込んでいく。体を入れ替えたエイラーズがヒザからダブルレッグで、勝利に近づくテイクダウンに成功する。

背中をつけたオマーは、起き上がったエイラーズがパウンドを落す際も、スクランブルに持ち込まない。残り40秒を切って、ブレイクが掛かり試合は最終局面へ。オマーは距離を取るエイラーズに後ろ回し蹴り、シングルでテイクダウンを取ったところでタイムアップに。結果はスプリットでエイラーズに凱歌が挙がった。

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