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【LFC07】熱戦続きのLFC、日本勢は明暗分ける……

2012.02.12

Wang Sai11日(土・現地時間)にマカオのシティ・オブ・ドリーム内グランドハイアット・マカオでLegend FC07が行われた。

【写真】強烈なエルボーを落とすウォン・サイ。中国からも恐ろしいファイターが出てきそうだ (C)MMAPLANET

メインとセミで組まれたウェルター級とフェザー級選手権試合は2試合とも判定にもつれ込む激闘となった。いずれの試合も力のこもったテイクダウンの攻防が繰り広げられたが、メインのウェルター級選手権試合では王者ベ・ミョンホと挑戦者リ・ジンリャンが、ロープやコーナで何度も体を入れ替えながら戦い、最終的には、王者がこの攻防を制したが、挑戦者もガードから態勢を入れ替え続ける接戦となった。

セミのフェザー級戦のテイクダウンの攻防は、リング中央でまるでピュアレスリングを見るようなファイトとなったが、ここでは挑戦者ジュマヴィエク・トルスンがトップを取る回数が多く、ギロチンや打撃戦のヒット数で優る王者ヤオ・ホンガンをスプリットで破り、フェザー級のベルトを巻くこととなった。

今大会で最も印象的なファイトをやってのけたのは、ウェルター級のウォン・サイ。トップから強烈なエルボーをギャレス・イーリーの顔面に落とし、カット&流血でTKO勝ちした。また、3人が出場した日本勢は、メインファイト登場となった辰巳豪人は、頭を下げて右ストレートを伸ばしてくるヤン・ヘジュンに2度に渡り、倒されTKO負けに。


安藤晃司はデミアン・ブラウンの左ストレート、右ハイの圧力に負けることなく前に出て、テイクダウン狙いを潰すと、後三角から三角絞めに移行してタップを奪った。コーナーに上り、ベルトを狙う意思表示をした安藤に続き、リングに上がった中原太陽はマイケル・モーティマーを圧倒、足を負傷していたモーティマーが倒れ込むや、トップからパンチを落としたが、これが後頭部だとレフェリーに注意を受ける。

英語の指示が理解できず、そのままパンチを落とした中原は反則負けに。試合後、レフェリーは試合を止めて注意を与えるべきだったと中原陣営はプロテストしている。熱戦が続いたLFC07、詳細は近日中に掲載する。

■LFC 07試合結果

<LFCウェルター級選手権試合/5分3R>
[王者]ベ・ミョンホ(韓国)
Def.判定3-0:30-28, 30-29, 29-28
[挑戦者]リ・ジンリャン(中国)

<LFCバンタム級選手権試合/5分3R>
[挑戦者]ジュマヴィエク・トルスン(中国)
Def.判定2-1:30-37, 30-29, 28-29
[王者]ヤオ・ホンガン(中国)

<ミドル級/5分3R>
リュウ・ウェンボー(中国)
Def.1R by リアネイキドチョーク
マット・ケイン(豪州)

<ミドル級/5分3R>
ヤン・ヘジュン(韓国)
Def.1R by TKO
辰巳豪人(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ウォン・サイ(中国)
Def. 2R終了時 by TKO
ギャレス・イーリー(ニュージーランド)

<フェザー級/5分3R>
ジ・シャン(中国)
Def.1R by リアネイキドチョーク
レオナルド・デラルミーノ(フィリピン)

<バンタム級/5分3R>
マイケル・モーティマー(豪州)
DQ by 後頭部へのパンチ
中原太陽(日本)

<ライト級/5分3R>
安藤晃司(日本)
Def.1R by 三角絞め
デミアン・ブラウン(豪州)

<フェザー級/5分3R>
マーク・ストライグル(フィリピン)
Def.1R by リアネイキドチョーク
イヴ・タン(ニュージーランド)

<バンタム級/5分3R>
オーグスチン・デラルミーノJr(フィリピン)
Def.1R by TKO
スン・ミンエン(台湾)

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