【Interview】ONE FC ムラヤディ「MMAは国の援助なし」
ONE FC02 「Battler of Heroes」に出場ファイターの声、第2弾はプレリミナリーマッチで、マレーシア人のピーター・デイヴィスと対戦する地元インドネシア人ファイター=ンガビディ・ムラヤディの談話をお伝えしよう。
Text by JAMES GOYDER
【写真】かつてインドネシアに存在したTPI FCで、キャリアを重ね、6勝2敗というレコードを持つムラヤディ。今大会では英国で試合をしてきたマレーシア人のピーター・デイヴィスと戦う (C) OFC
ンガビディ・ムラヤディ
「以前に大きなトーナメントに出場しているから、特に緊張しているということはないよ。2009年のSEAゲームスでも銅メダルを取っているしね。あの時は、国を代表して戦ったから、凄いプレッシャーだったんだ。MMAは自分のために戦う。だからプレッシャーなんてないんだ。
対戦相手のことは、全く分からない。でも、戦うだけだから気にしないよ。誰かが彼はモデルだって言っていたけど、それもどうでもいい。傷つけたいんじゃなくて、倒したいだけだから。
2009年からインドネシアではMMAのイベントが開催されなくなり、僕もそれ以来の試合になる。TPI FC時代は多くのレスラーがチャンピオンになっていたけど、彼らもONE FCで戦っていくことで、打撃を多用していくことになる。でも、僕はレスラーだ。キックボクサーじゃない。
1998年、ハイスクールの時にレスリングを始めたけど、周囲は皆、もっと若い頃からレスリングをしている連中ばかりだった。20歳でシニアの部で戦うようになり凄く面白かった。レスリング・コーチとトレーニングと続けていて、インドネシア政府から、活動資金がある。
政府が国際大会での活躍を期待しているから、コーチは週に一度しかやっていない。他の日はトレーニングに当てているんだ。
MMAは僕個人の戦いだから、国から援助はない。毎朝レスリングの練習をし、夜はキックのコーチについてもらっているし、ブラジリアン柔術のトレーニングもしている。だから、打撃も自信があるんだ」
■OFC02対戦カード
<ライト級/5分3R>
フィリップ・エノモト(スイス)
オーレ・ローセン(デンマーク)
<フェザー級/5分3R>
クォン・ベヨン(韓国)
オノリオ・バナリオ(フィリピン)
<ウェルター級/5分3R>
ホドリゴ・ヒベイロ(ブラジル)
ラスタン・カビロフ(ロシア)
<バンタム級/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
グスタボ・ファルシローリ(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
ホーレス・グレイシー(ブラジル)
ボブ・サップ(米国)
<フェザー級/5分3R>
ヴィクトリーノ・センドゥク(インドネシア)
レイモンド・チョウ(マレーシア)
<フライ級/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
ゲヘ・エウスタキーノ(フィリピン)
<バンタム級/5分3R>
イラシャード・サイド(南アフリカ)
ジェシエ・ラフォルス(マレーシア)
<ライト級/5分3R>
ンガビディ・ムラヤディ(インドネシア)
ピーター・デイヴィス(マレーシア)
<ウェルター級/5分3R>
ズリ・シラワント(インドネシア)
アグス・ナニャン(インドネシア)