この星の格闘技を追いかける

【It’s Showtime】ロスマーレンに敗れ、ディレッキーも引退

2012.01.29

<70キロ/3分3R>
ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
Def.判定
ムラット・ディレッキー(ベルギー)

1R、プレッシャーをかけるロスマーレン。左ボディから右フックを放ち、ディレッキーを追い込む。ロープ際に詰めて、素早いパンチを一気にまとめる。しかし、ディレッキーも抜群のステッピングバックと前蹴りで、巧みな防御を見せる。ロスマーレンは、強烈な左ミドルキックでさらに攻勢をかけ、右ローキック。ディレッキーは、前蹴りでタイミングを外し、アッパーやヒザ蹴りで対抗。拮抗した勝負も、ロスマーレンの勢いがディレッキーの巧妙さを抑えたか。

2R、回転の速いパンチで攻めるロスマーレン。ディレッキーは打ち合わず、タイミングを外した所で勝負に出る。ロスマーレンは、左右のフック。ディレッキーは飛びヒザ蹴り。ロスマーレンの左フックが当たる。


下がるディレッキーを、連打で追い込むロスマーレン。ディレッキーの額が切れてしまう。ドクターチェック後、再開。ディレッキーは、ヒザで攻めるが不発。ロスマーレンは、パンチでラッシュ。ディレッキーが徐々に追いつめられる2Rだった。

最終回、手数を増やすロスマーレン。フック連打で、ディレッキーからKOを狙う。右、左とテンプルに入るが、ディレッキーは倒れない。前蹴り、フックとディレッキーも反撃。打ち合う両者。ロスマーレンのフック、そしてディレッキーのアッパーが入る。

激しい打ち合いとなるが、こうなるとペースはロスマーレンのもの。そのまま激しい打ち合いがタイムアップまで続き、ロスマーレンが判定勝ちを手にした。昨年9月の70キロ・トーナメントを制した若さの象徴ロスマーレンに対し、いぶし銀というべき健闘を見せたディレッキーだが、判定負けを宣せられると同時には、リング上で引退宣言。またひとり、名選手がリングを去ることとなった。

PR
PR

Movie