【Strikeforce】ロックホールド、打撃で王座初防衛果たす
<ストライクフォース世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]ルーク・ロックホールド(米国)
Def.1R4分26秒 by TKO
[挑戦者]キース・ジャーディン(米国)
ジャブ、左右のローを蹴り込み、前に出るジャーディン。ロックホールドは、左ハイを2発返していく。ジャーディンの左に、右を合わせるロックホールドは、そのまま距離を詰めたが、ジャーディンが逆に右ワキを差してケージに押し込んでいく。
態勢を入れ替えたロックホールドは、左ワキを差し返し、ヒザをボディに突き上げる。ジャーディンも右ヒザを突き上げ、首相撲へ。王者は右エルボーを入れて、自ら距離を取る。後ろ回し蹴りを2発見せたロックホールドは、ジャーティンの変則的なリズムにも惑わされることなく、果敢に左ストレートを打ち込んでいく。
パンチを打ち返したジャーディンだが、左ミドルを右ワキ腹に受けてサウスポーにスイッチする。直後にローを入れたジャーディンは、オーソに戻して前に出るも、ロックホールドの右フックを受けて、ヒザをつく。
すぐに立ち上がり左右のフック、ローを見せる挑戦者は、再び前に出たところでまたも右を受けてバランスを崩す。ここで一気に距離を詰めたロックホールドは、下がるジャーディに右フックを打ちこみ、ダウンを奪うと、懸命に立ち上がろうとする対戦相手の顔面に右フックから左を思い切り叩きこむ。
ついに挑戦者は後方に倒れ込んだが、それでも足にしがみつこうとする。ロックホールドが手を緩めることなくジャーディンの顔面にパウンドを落としたところで、レフェリーが割って入り勝負は決した。
「作戦通りというわけじゃない。でも、フックは一番の得意なパンチなんだ。世界のベストファイターになりたいから、タフな挑戦者と戦いたい」、世界王座初防衛に成功したロックホールドは丁寧にインタビューに答え、そのソフトな人柄も伝わってきた。