【ROTK】ムエタイ・ウェルター級T優勝は、男前ダルベック
<ムエタイWMCノルディック・ウェルター級トーナメント決勝/3分3R>
サニー・ダルベック(スウェーデン)
Def.3-0
マルティン・アフタール(スウェーデン)
スウェーデン人同士の決勝となったノルディック王座決定戦。人気はストックホルム在住のダルベックが上回る。準決勝同様、右の重いローを見せたアフタールに対し、左のエルボーを繰り出したダルベック。アフタールが組みつくと、ダルベックはエルボーを連続で頭部に落す。首相撲の展開にブレイクがかかり、距離を取るとダルベックの左にアフタールが右ローを合わせる。
左ミドルから、左フック、組みつかれるとエルボー、離れて前蹴り、エルボーと手を休めないダルベック。ここでサウスポーからオーソにしたダルベックは、再びサウスポーに戻すとエルボーを連打し、初回が終了した。
2R、右前蹴りから左エルボーと、1R同様ヒジを多用するダルベック。しかし、アフタールも思い切りローを蹴りこんでいく。組みつかれると、ヒジを直角に落し、アフタールに攻撃を許さないダルベック。アフタールも前進をやめないが、攻撃の精度では大きく遅れを取ってしまう。
ダルベックはサウスポーから左エルボーを放ち、アフタールが前に出てくるとヒザをボディに蹴り上げる。残り30秒を切り、左フックから左ハイから、さらに左エルボーと打ちこんだダルベックが、アフタールをコーナーに押し込み、攻勢のまま2Rを終える。
3R、右フックを振るい前進してくるアフタールを投げるダルベックは、さらにテンカオをヒットさせ、アフタールに攻撃を許さない。左ストレート、左ボディ、そしてエルボーと出所が分からないダルベックの攻撃に、アフタールは反撃の糸口を見つけられない。そのままタイムアップとなり、ダルベックが3-0で判定勝ちを収め、ムエタイ・ノルディック・トーナメントを制した。