【ROC37】削って、打撃でKO。完成度高いリグオリ
<ライト級/5分3R>
クリス・リグオリ(米国)
Def.3R4分12秒 by TKO
ジョン・サルガド(米国)
リグオリのローにパンチを合わせていくサルガド。リグオリのハイがヒットし、さらにケージ際でテイクダウンに成功する。立たせたくないリグオリが、足を跨ごうとしたところで一本足になると、サルガドがリバーサルの要領でトップを奪い返す。
クローズドガードのリグオリの手首を取って、パウンドを狙うサルガド。サルガドも顔を押して、ガードからパンチを放っていく。すると、サルガドは腕十字狙いからフラワースイープでトップを狙う。なんとか、同体で態勢を保ったリグオリが、素早く上体を起こしトップをキープする。
ケージ際でパスに成功したリグオリは、そのままマウントを奪取する。パンチを落とし、バックに回り込んだリグオリが、四の字フックからパンチ、リアネイキドチョークを狙う。ロールを繰り返すサルガドは、マウントからバックを許しつつ胸を合わせる。
リグオリは腕十字から、トップを奪い返しパウンドを落としたところで初回が終了した。
2R、疲れの目立つサルガドにパンチから組みついていったリグオリが、少し時間を掛けてテイクダウンを奪う。
ハーフから左のパウンドを落としたリグオリだが、サルガドにスタンドへ逃げられてしまう。執拗にケージに押し込み、再び尻もちをつかせたリグオリは、サルガドが立ち上がるところにヒザを突き上げる。首相撲からヒザを顔面に入れ、バックに回ったリグオリは、ケージにサルガドを押し込みパンチを顔面に当てていく。
さらにエルボーを入れたリグオリは、サルガドのパンチを受けると、やや動きが落ちる。それでも胸を合わせてテイクダウンを狙い続けたリグオリは、残り15秒でテイクダウンを奪い、パンチを落として2Rを締めた。
3R、前蹴り、ハイキックと蹴り技を多用するリグオリは、左ローから右ストレートを打ち込む。疲れの目立つサルガドにロー、スーパーマンパンチ、ハイキック、さらに左前蹴りと攻め込むリグオリも、スタミナロスを懸念してか、あれだけみせたテイクダウン狙いを封印して戦う。
スーパーマンパンチ風に飛び込み、ローを蹴り込むなどフランキー・エドガーばりの動きを見せたリグオリは、残り1分を切ったところで右ストレートを思い切り打ち込むと、この一撃でサルガドが足払いを受けたように、後方に崩れ落ちる。パウンドの必要はなく、レフェリーがリグオリの勝利を宣言した。