【Challengers18】ドゥアルテが堅実ファイトで判定をモノに
<ライト級/5分3R>
ジョー・ドゥアルテ(米国)
Def.判定3-0:30-27、29-28、29-28
ジョージ・グーゲル(ブラジル)
グーゲルが踏み込んでワンツーを見せると、背中の大きさがライト級離れしているドゥアルテは柔らかい構えから、左ジャブを放っていく。慎重な立ち上がり。ドゥアルテの前進に、グーゲルが左を合わせる。なかなか距離が縮まらない両者。残り2分を切りようやく動きが激しさを増していく。
組みついてテイクダウンを狙ったグーゲルに、ケージに詰められたドゥアルテが体勢を入れ替えつつ距離を取り直す。ドゥアルテの右がヒットするが、ラッシュを掛けないドゥアルテは残り15秒で、スッとダブルレッグも仕掛け、簡単にテイクダウンを奪う。狙い澄ましたスコアリング・ファイトでドゥアルテが1Rを戦い終えたが、手数の少なさが気になった。
2R、初回と変わらず距離を取った両者。グーゲルの手数が多く、ドゥアルテは一発が重いという展開が続く。グーゲルのダブルレッグは、距離が遠すぎて決まらない。ならばとハイキックで距離を詰め、ミドルから着地したところでテイクダウンを狙う。これも距離を取ったドゥアルテが左をヒットさせ、スクッと距離を取る。残り1分を切り、グーゲルのワンツーにドゥアルテが右を合わせる。残り30秒となり、ここでもドゥアルテがテイクダウンを狙ったが、これはグーゲルがしっかりと対処。手数は少ないドゥアルテだが、グーゲルの左目を塞ぎ、鼻血を滴らせ、試合は最終回に。
ローから左ストレートをヒットさせてラウンド序盤から距離を詰めて戦おうとするグーゲルに、ドゥアルテは距離をとる。しかし、真っ直ぐ下がったところでグーゲルのワンツーを受けてしまった。グーゲルにドライブからテイクダウンを狙われても、バランスの良さを発揮したドゥアルテが、上を取って直接マウントへ。グーゲルもすぐに足を戻し、懸命にリバーサルを狙うが、ワキを差したドゥアルテがトップを死守する。
手を広げて、ブレイクを欲するグーゲルだが。レフェリーはまだ試合に介入しない。と、残り70秒の時点で、ドゥアルテが自ら立ち上がり、試合はスタンドへ。グーゲルの前進をかわすドゥアルテは残り30秒でダブルレッグを決めて、そのままトップキープして試合終了。
手数でグーゲル、精度+テイクダウンでドゥアルテ。ジャッジの判断は30-27が一人、29-28が二人でドゥアルテに軍配。システマチックなファイトで堅実に勝利を挙げた。