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【TUF13】オクタゴンで成長続けるループが圧倒勝利

2011.06.05

<フェザー級/5分3R>
ジョージ・ループ(米国)
Def.3R3分14秒 by TKO
ジョシュ・グリスピ(米国)

開始早々にグリスピがループをケージに詰めて、ダブルレッグでテイクダウンを奪った。さらに腰をコントロールして立たせない。ループに首をコントロールされても効果なく、首を抜くことができた。

グリスピは腕を取りつつ、サイドに回り込みキムラアームロックを狙う。ケージを背にして巧みに立ち上がったループにギロチンからダブルレッグへと切り替え、再びテイクダウンへ。エルボーを落とすループだが、バックを奪われそうになって自らグラウンドへ。

マウントを狙ったグリスピに対し、バックを預けつつ立ち上がったループはヒザ、ヒジを繰り出すが、攻め続けられている印象は避けられない。距離を取ったグリスピは、左右のフックを振るいながら前に出るも、ループに差し返されてケージへと押し込まれた。自らガードを取り、下になったグリスピにループの重い左パウンド、そしてエルボーが連続で決まる。左パウンドを連打するループに背を向けてラウンド終了となったグリスピ。ループの反撃が、より印象に残る初回となった。


2R、左を伸ばし、ボディーへの前蹴りでグリスピを尻餅させたループは、ここでトップを奪取。グリスピはスタミナをロスしたか、ガードから腕を極めにくるも動きはスロー。右腕を抱えながら、強烈な左エルボーを落したループは両腕が自由になると、左右のパウンドを落とす。

ケージに押し込まれ、パウンド&エルボーを受け続けるグリスピ。手首をコントロールしようとするが、ループの圧力に厳しい展開が続く。完全にバックを許したグリスピは、パウンドを受けながら、左足をループの足で制されて立ち上がることができない。仕方なくガードの態勢になったグリスピに、ループは左右のヒジをボディーと顔面に打ち分けて放っていった。

残り1分、ケージに詰まってパウンドを受け続けるグリスピは、起死回生のシングルも潰されて再びバックを許すと、強烈なパウンドを顔面にもらう。ループが圧倒的に攻め続けた2Rが終了し、試合は最終ラウンドへ。前蹴り、ミドルで距離を詰めるループ。さらに前蹴りからハイキックを見せ、グリスピにプレッシャーを与える。

グリスピは蹴り足を掴んでテイクダウンに成功すると、ループのオモプラッタを潰して、パウンドを放つ。立ち上がったループを再びテイクダウンしたグリスピだが、動きは決して多くない。マウスピースを吐き出すほど、疲れたグリスピにループがハイやパンチで猛攻を見せるが、ローが急所と判断され、試合は一時中断。

再開後もループの猛攻は続き、動きが止まったグリスピに右ボディーが決まる。前方に崩れ落ちたグリスピを見せ、レフェリーが試合をストップ。序盤のグリスピの攻撃を凌いだループが、TKO勝ちし「ジョージ・ループはオクタゴンに上がるたびに、成長していることを約束する」とコメントを残した。

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