【Strikeforce】ヒョードル×ダン・ヘン実現、充実のプレリミ
【写真】ヘビー級マッチとして行われる(?)皇帝×ダン・ヘン。階級を超えた対戦カードはストライクフォース的ともいえる (C) KEITH MILLS
5月31日(水・現地時間)、Strikeforceより、28日(土・同)に行われたUFC130「Rampage vs Hamill」で、ストライクフォースCEOとしてスコット・コーカーから発表があったエメリヤーエンコ・ヒョードル×ダン・ヘンダーソン戦の実現などについて、改めてプレスリリースによる公式発表があった。
ヒョードル×ダン・ヘンの対戦は、7月30日(土・同)シカゴ郊外ホフマンエステーツのシアーズ・センターで行われ、リリース上ではヘビー級マッチと明記されている。また当リリースによって、6月18日(土・同)テキサス州ダラスのアメリカンエアラインズ・センターで開かれるストライクフォース「Overeem vs Werdum」のプレリミナリーファイトが、HDNetで中継されることも正式に発表されている。
リリース内では、JZ・カバウカンチ×ジャスティン・ウィルコックス、KJ・ヌーン×ホルヘ・マスヴィダルの2試合、4選手の名前が挙げられている。これまでストライクフォースではチケット販売&人材発掘という論点から、メインカード以外は地元勢のローカル・ファイトを組んできたが、結果、契約下にあるファイターの試合機会が限定されるという短所も併発していた。
【写真】ダラス大会のプレリミはUFCに匹敵、あるいはそれ以上というカードが組まれている。非UFCライト級トップ戦線のぶつかり合いに、女子ウェルター級の脅威のニューカーマー=アマンダ・ヌネスが、ジナ・カラーノ飛躍のきっかけとなったジュリー・ケッズィーと対戦するなど見所満載だ (C) KEITH MILLS
ズッファ体制になったことで、今回のような強力なプレリミが組まれ続けるようになれば、旧ストライクフォース時代の特色をまた一つ失うことになるものの、イベントの充実度はアップすることになる。
ちなみにダラス大会のチケット料金は最も安価のもので30ドル(タックス含むと約41ドル)、一番高い席は350ドル(同・約370ドル)、ちなみにMGMグランドガーデン・アリーナで行われるUFC132「Cruz vs Faver」は75ドル(同・約86ドル)~800ドル(同・約838ドル)。ストライクフォースのチケット設定は、コアファンにはかなりお得感がある。
また、同リリースには7月22日(同・金)にStrikeforce Challengersがズッファのおひざ元、ラスベガスのパームス・カジノリゾート内ザ・パールでとり行われることも記されている。WECの併合とUFC FIGHT NIGHTの全米各州進出により、現在、ズッファではラスベガスの小規模会場でのイベント開催はTUFフィナーレに限定されている状態だ。
MMAのメッカ=ラスベガスというイメージが損なわれないためにも、チャレンジャーズのラスベガス開催はポジティブな要素であり、おひざ元でのファイトは出場選手のモチベーションにもなることが予想される。
■Strikefroce「Overeem vs Werdum」主な対戦カード
<ヘビー級ワールドGP準々決勝/5分3R>
アリスター・オーフレイム(オランダ)
ファブリシオ・ベルドゥム(ブラジル)
<ヘビー級ワールドGP準々決勝/5分3R>
ジョシュ・バーネット(米国)
ブレッド・ロジャース(米国)
<女子ミドル級/5分3R>
ジナ・カラーノ(米国)
サラ・ダレリオ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ダニエル・コーミエー(米国)
ジェフ・モンソン(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ヴァレンタイン・オーフレイム(オランダ)
チャド・グリッグス(米国)
<ライト級/5分3R>
KJ・ヌーン(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)
<女子ウェルター級/5分3R>
アマンダ・ヌネス(ブラジル)
ジュリー・ケッズィー(米国)
<ライト級/5分3R>
JZ・カバウカンチ(ブラジル)
ジャスティン・ウィルコックス(米国)
<ライト級/5分3R>
コーナー・ヒュン(米国)
マグノ・アルメイダ(ブラジル)