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【BFC45】初代LH級王者はクリスチャン・ムプンブ!!

2011.05.22

<ライトヘビー級決勝/5分3R>
クリスチャン・ムプンブ(フランス)
Def.3R4分17秒 by TKO
リチャード・ヘイル(米国)

一回り大きなヘイルが左ジャブを伸ばすと、ムプンブは右ローを放っていく。組みついて投げを狙ったヘイルに対し、トップをキープしバックに回り込もうとしたムプンブ。ヘイルが立ち上がりテイクダウンを狙うとヒザを突き上げる。一旦は距離をとったヘイルに、ムプンブの左がヒット。後方に倒れ込んだヘイルに、ムプンブがパウンドを見舞う。上体を起こし、シングルを仕掛けたヘイルにムプンブはダースチョーク、決まらないと見るや自ら立ち上がる。

プレッシャーをかけるムプンブの右ミドルに、ヘイルは思い切りフックを振るうも、拳は宙を彷徨う。反対に左ジャブを伸ばし、スイッチでヘイルに距離感を掴ませないムプンブが初回を取った。


2R、前に出るヘイルに対し、ムプンブは距離を取り、右ローを入れる。懸命に前に出るが、足がなかなか前に出ないヘイルは、ムプンブを捉えることができない。そこにローを受け、厳しい時間が続くヘイル。右ローにも、右ストレートを合わされてしまう。左に回りながら、引き続きローを蹴り込むムプンブは、ヘイルのパンチを余裕でかわしていく。サイドキックを見せるも、距離感が掴めないままのヘイルに対し、ムプンブもあくまでもカウンター狙いを通し、目に見える攻防が少ないまま2Rが終わった。

3R、左を振るいながら前に出るヘイル、左を返すムプンブがバランスを崩すが、効果的な攻撃を与えることができない。右ジャブを伸ばすヘイルに、ムプンブの右が顔面を捉える。ジャブから左が届かないヘイル。ムプンブは右へ回りながら左ジャブを繰り出し、常に触覚のように距離を計っている。ヘッドスリップから、左を伸ばし、ヘイルが前に出てくるとステップバックを繰り返すムプンブだが、ステップインはなかなか見られない。

タイミングを計るムプンブに対し、ヘイルは右ロー、左ハイを見せるがクリーンヒットはしない。右アッパーをヒットさせたヘイルだが、パンチは軽い。ムプンブは左ミドルを繰り出し、距離を詰めると右アッパーを突き上げる。ローで蹴り込み、ヘイルの前進に合わせ思い切り右ストレートを打ちこんだムプンブは、腰から崩れ落ちたヘイルに追撃のパウンドを連打。

必死に足を利かせるヘイルだが、ムプンブはその足を捌いて右のパウンドを落とし、鉄槌の連打から、振りの大きなパウンドを落とす。ヘイルの動きが緩慢になり、レフェリーが試合をストップし、ムプンブが初代BFC世界ライトヘビー級王座を獲得した。

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