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【It’s Showtime】1Rに奪ったダウンで、チカズ逃げ切る

2011.05.22

<70キロ級/3分3R>
ギガ・チカズ(オランダ)
Def.判定5-0
エウゲニー・ウロスコイ(ロシア)

長身からヒザを突き上げ、右ロー、右ハイを見せるチカズに対し、ウロスコイは近距離から回転数の早いフックの連打を繰り出す。振りの大きな右アッパー、右ミドル、さらにスーパーマンパンチを見せたチカズは、距離を詰めようとするウロスキに右をヒットさせる。近距離でウロスコイもヒザを見せるが、チカズはローや左を見せる。

ラウンド終了直前、距離を詰めたいウロスコイが前に出てきたところにチカズは右アッパーをヒットさせてダウンを奪ったところで1Rが終了した。2R、右手をぐるぐる回してから右ヒザ、さらに左ヒザを突き上げてウロスコイを追い込むチカズ。続けてミドルをキャッチし、ウロスコイを崩すと、強烈なローを蹴り込む。


それでも勝機を掴むには前進しかないウロスコイは、左ハイからボディを放つも、チカズのヒザ、右ストレートを受けて、遠い距離からのハイは空振りを繰り返す。しかし、ラウンド終盤にウロスコイの左フックでチカズが、やや後退したところで2Rが終わった。

最終回、左フック、右前蹴りから左右のストレートを伸ばすウロスコイ。左右のフック、アッパーを連打し、チカズのヒザにも負けずに打ち勝つシーンが増えてくる。スウェイ、ヘッドスリップでチカズのパンチをよけて、右フック、左アッパーを出すウロスコイ。さらにスピニングバックキックを見せるが、これは空振りに。

体の軸がブレ、スピードがなくなったチカズに対し、左フック、左ハイと追い込んでいくウロスコイ。コーナーに詰まったチカズはヒザで反撃に出て、距離を奪うも左ハイをブロックしたところで試合はタイムアップに。しかし、1Rに喫したダウンを挽回するには至らず、ジャッジの裁定は5-0でチカズ。長身のマイクス・ジムの新鋭が逃げ切った。

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