【RIZIN53】初陣カファロ戦。松嶋こよみ「vs海外なのか、vs RIZINなのか。いかに自分をアピールできるか」
【写真】イデア浅草近くに生活拠点を置き、移動を少なくすることが良い循環になっているよう (C)TAKUMI NAKAMURA
10日(日)に神戸市中央区のGLIONアリーナ神戸で開催されるRIZIN53。同大会で松嶋こよみがRIZIN初参戦を果たし、ライアン・カファロと対戦する。
Text by Manabu Takashima
昨年11月のRIZIN神戸大会でのヴガール・ケラモフ戦が大会直前でキャンセルとなり、今回が仕切り直しのRIZINデビュー戦となる松嶋。約半年の期間を経てのRIZIN出撃となった理由は、松嶋がMMAで戦うために万全の準備を整えていたからだ。
松嶋にとっては2024年7月のソドノムドルジ・プレブドルジ戦以来となるMMA戦。この期間で松嶋がMMAファイターとして何を培ってきたのか。それをvs RIZIN・vs世界にアピールするためのカファロ戦だ。
カファロ選手がSNSを頑張ってくれているおかげで――
――ケラモフ戦以降もRIZINで試合する機会はあったと思ったのですが、このタイミングになった理由は?
「11月に試合が流れて、大晦日の話もあったんですけど、僕自身(MMAの)試合をする準備ができないという理由で、お断りさせてもらいました。そこから一度ちゃんと時間を設けて、今はMMAの試合に挑む準備が出来ているなと思います」
――大晦日のRIZINを回避して、晦日のKNOCK OUT代々木に参戦することになりましたが、それについて疑問を持った人たちも多いと思います。そこはどういった理由でKNOCK OUTに参戦することになったのですか。
「僕自身、12月に試合そのものをやるつもりがなかったんですよ。年内に試合をしたいという感覚も全くなくて、周りとも試合はやらない方がいいなという話をしていました。ただトレーナーの良太郎さんから『試合をやっておいた方がいいんじゃないのか?』と言われて、そこから話が進んで急遽決まった感じでした」
――もともと年内に試合をする方向ではなかったんですね。
「はい。結果的に試合はしなかったですけど、ケラモフ戦に向けて試合用の準備をしていましたし、8月にオープンしたジム(イデア浅草)のこともあって、疲れが溜まっていた部分もあったんです。それで年内の試合はやらなくてもいいかなと思っていた感じです」
――逆に言えば今はMMAを戦う=RIZIN再出撃する準備が整ったということでしょうか。
「そうですね。MMAの試合をやりたいという気持ちはずっと持っていたし、普段やっている練習が身になっていうかどうかをちゃんと確認したいと思っていたし、やっとMMAの試合ができるという喜びはあります」
――ケラモフ戦に向けて準備していたことも含め、この期間はどんなところに重点を置いて練習してきたのですか。
「あの時は相手がケラモフということもあり、絶対に体の強さがあると思ったので、フィジカル面をもう一度やり直しました。あとは打撃の部分で、どんなにプレッシャーをかけられても、組まれずに打撃ができる感覚もあったので、あそこでケラモフと試合をやりたかったなとは思います」
――ケラモフ対策としてだけでなく、MMAファイターとしてプラスになった部分もありましたか。
「そうですね。それこそグラップリングの部分でもすごく準備していて。そこは自分のジムでの指導だったり、先日のONEで澤田(千優)も自分が練習でやっていたことを試合でやってくれたり、色々なところに繋がっていい結果になっているなと思います」
――今大会で対戦するライアン・カファロにはどのような印象を持っていますか。
「年は僕より上なんですけど、すごくエネルギッシュな選手だなと思います。スタイル的には全部できるという感じですね」
――試合前なので細かい部分はシークレットだと思いますが、全局面で勝負する試合になりそうですか。
「おそらく最初から飛ばしてくるだろうなと思うので、そこをいかに対処して、自分もスピード感のある攻撃を出していけるかが鍵になってくると思います」
――キャッチコピーも“コリアンサンダー”なので瞬発系の技や動きには警戒しないといけない点ですね。
「何を持ってサンダーなのかは分からないですけど(笑)、試合映像を見ると、インパクトのある打撃や極め力はあるので、お互い似たところが強い感じもするので、そこでいかに相手を上回れるか大事だなと思います」
――また本人がXのアカウントで日本語の投稿を続けていて、それも話題になっていますよね。
「逆に僕がジムと練習で忙しくて、カファロ選手がSNSを頑張ってくれているおかげで、この試合に興味を持ってくれる人たくさんいると思うんのでありがたいですね(笑)。めちゃめちゃ助かっています」
自分のジムでプロ練の時間を設け、色んな選手が来てくれるようになった
――松嶋選手にとっても久々のMMAですが、どのようなMMAを見せたいと思っていますか。
「やっぱこの2年間でやってきたこと、本当に1から丁寧な練習をしてきたと思うので。原点回帰じゃないですけど、ちゃんと全局面でしっかりと戦えるようなイメージで準備しているので、それを見てもらえたらなと思います。反面、約2年ぶりのMMAということもり、空回りするかもしれないという心配はありますが、それも含めて楽しんでいただければと思います」
――試合間隔が空いたことで、より自分を作り込むことが出来た手応えもありますか。
「それこそケラモフ戦の前後で練習環境がガラッと変わった部分もあって、ケラモフ戦後に自分のジムでプロ練の時間を設け、色んな選手が来てくれるようになったんです。そのおかげでさらにいい練習ができているのかなと思います」
――それまでは出稽古メインでジムを移動しながら練習していたのですか。
「はい。今は自分のジムで指導がある関係で、外に出ていくのが大変になってきたんです。そのなかで色々な人から練習に行きたいという連絡をもらって、そのおかげで練習が結構潤っている感じがして、すごくいい準備ができているなと思います」
――ちなみにイデア浅草に集まってくる選手というのは?
「お互い試合が近いこともあって、牛久(絢太郎)くんとは週1回しっかりスパーリングしてきました。お互い結構バチバチな練習ができているので、いい感覚が出来ていると思います」
――自分のジムという拠点が出来たことで練習・調整しやすくなった部分はありますか。
「移動時間がなくなっただけでも、体を休める時間や他のことが出来る時間になりますし、そのおかげで集中力も上がりました。それは自分のジムがあるからこそ出来ることなんで、これは本当にいい方向かなと思っています」
――5月以降、どのような目標を持って戦って行きたいと思っていますか。
「RIZINデビューということで、まずはここでしっかり勝つことですね。ケラモフ選手は大晦日以降試合をしていなくて、自分と試合が組まれるかどうか分からないですが、海外勢も新しい選手がたくさん来ている中で、どれだけ自分をアピールできるかがこの試合にかかっていると思います。いい試合をして、いいインパクトを残したいですね」
――RIZINが打ち出した“vs世界”というコンセプトは松嶋選手にとってもモチベーションにつながりますか。
「今までは海外に行かないと強い外国人選手と試合できなかったのが、今はこうやって日本でできるようになったし、それをRIZINという大きな舞台で戦えるというのもすごくありがたいですよね。僕はそれに見合った仕事をしたいというか、自分がやれることをしっかりやって、vs海外なのか、vs RIZINなのかは分からないですが、いかに自分をアピールできるか。それが今の自分の目標です」
■視聴方法(予定)
5月10日(日)
午後12時30分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
■RIZIN53 対戦カード
<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)
[挑戦者] ルイス・グスタボ(ブラジル)
<スタンディングバウト特別ルール 無差別級/3分3R>
平本蓮(日本)
皇治(日本)
<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
リー・カイウェン(中国)
<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
金太郎(日本)
<女子51キロ契約/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
ケイティ・ペレス(米国)
<ライト級/5分3R>
雑賀ヤン坊達也(日本)
宇佐美正パトリック(日本)
<フェザー級/5分3R>
松嶋こよみ(日本)
ライアン・カファロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
梅野源治(日本)
<62キロ契約/5分3R>
ジョリー(日本)
児玉兼慎(日本)
<フライ級/5分3R>
飴山聖也(日本)
平本丈(日本)
<フェザー級/5分3R>
中川皓貴(日本)
ジェイク・ウィルキンス(日本)
<フライ級/5分2R>
濱口奏琉(日本)
砂田華杜(日本)
<キック 62キロ契約/3分3R>
勇志(日本)
麻太郎(日本)
<キック 女子46キロ契約/3分3R>
上田樹那(日本)
北野ヒナタ(日本)
<キック 57キロ契約/3分3R>
祥汰(日本)
須藤智也(日本)



















