【UFN24】見所尠少の一戦は、突然のストップで決着
■ヘビー級/5分3R
マイク・ルソウ(米国)
Def.2R終了 by TKO
ジョン・マドセン(米国)
左を繰り出しながら前に出るルソウ。マドセンも大振りの右フックを返していく。右を振りながら前に出るルソウに対し、下がって距離をとるマドセン。下がると攻撃を受けやすくなるものだが、マドセンは右を返し、組ませないよう、ルソウのドライブにも、レスリングに付き合わず、腕を引き戻して下がりながらパンチを返していく。
ウソルは組みつき際に右をヒットさせるが、なかなか思い通りの試合ができない。と、マドセンの方が前に出てパンチを放つが、これはクリーンヒットしない。殴り合わず、組み合わないという展開が3分以上続く。一度、ケージに詰まったマドセンにルソウがパンチを繰り出すが、直後に自ら距離を取ってしまう。
残り1分を切り、ようやく組みついた状態でマドセンをケージに詰めたルソウ。ここもマドセンが押し返し、判断材料が非常に少ない1R終了した。
2R、初回同様手さぐりのようなパンチの交換の後、ルソウが早々にケージに押し込むが、そこから試合が発展しない。直後の展開でマドセンが自ら前に出てくると、これをいなしたルソウが両膝をついたマドセンのバックを奪いパンチを落とす。
ここでは立ち上がられるも、これで試合が動きはじめた。直後にルソウがテイクダウンを奪うと、寝技の展開でバックに回ろうと試みる。なかなかバックに回れなく、がぶりの態勢になったルソウだが、ここでレフェリーがブレイクを命じ、試合はスタンドへ。右を放ってドライブしたルソウは、ケージ際でガブリからバックをうかがう。そのまま大きな展開がないまま、試合は最終ラウンドへ。と、マドセンの左の目の周囲が大きく腫れており、レフェリーが試合をストップした。
下がるマドセンを追いかけながら放ったアッパーが、目の辺りにヒットしていたようだ。見どころの少ない試合は、突然のフィニッシュを迎えた。