南フロリダに大ハリケーン襲来、10日の大会が延期に
5日(金・現地時間)、10日(水・同)フロリダ州ハリウッドのハードロック&カジノでに行われる予定だったWECが、巨大ハリケーンの直撃を受ける可能性があるため、延期されるという発表がズッファからあった。
火曜日から水曜日に掛け、フロリダを直撃する可能性が高いハリケーンは、現段階でカテゴリー3に属している。2005年に米国ルイジアナ州に甚大な被害をもたらしたカトリーナと比較すれば、一級下ということもあり、現地では「3と4は違うし、この時期のハリケーンはキューバを抜けた辺りで、大きな変化があり、コースも変わる。キャンセルの決定が早すぎる」という声も挙がっている。
しかし、ある航空会社ではこのハリケーンにより、ルート変更には応じないが、日程の変更は無償で応じており、やはり一般的には1ランク下の危険な状態という見方が強い。
ユライア・フェイバー×マイク・ブラウン、パウロ・フィリョ×チェール・ソネン戦というWEC世界選手権試合2試合、ジェンズ・パルヴァー×レオナルド・ガルシア、さらには日本の前田吉朗×ハニ・ヤヒーラなど、注目の一戦が揃っていた大会だが、この決断の早さが大事故を防ぎ、尊い人命を救うことになる可能性もあり、致し方ない延期の判断といえる。
なお、同大会は11月5日に同じハードロック&カジノで開催される予定だ。