【IT’S SHOWTIME】セルジオ・ヴィールセン、2度目の防衛戦
26日(土・現地時間)、IT’S SHOWTIMEがベルギーはブリュッセルのジ・イベント・ラウンジで開催される。現地プロモーションと協調路線を踏む同イベント、今回もBNF Group Presents IT’S SHOWTIME Brusselsというタイトル名で行われる。
【写真】よもや60キロ前後の欧州キックボクサーが、これほど高いレベルを誇っているとか。ある意味、日本の目を覚まさせたセルジオ・ヴィールセンが、2度目の防衛戦に挑む (C) Ben Pontier/EFN
欧州キックをリードするIT’S SHOWTIMEは、これでもかというビッグネームを毎大会登用しているが、今回は地元密着型イベントで、日本でもほとんど名前の知られたファイターの出場がないなか、注目はやはりメインの61キロMAX世界選手権試合ということになるだろう。
昨年12月に日本の山本真弘をTKOで下した王者セルジオ・ヴィールセン。当初の予定では昨年9月に不慮のバッティングによりカットで、TKO負けを喫したミッシェル・ペイノーが対戦相手候補に挙がっていたが、最終的には同じフランスのカリム・ベノーイ。
伸びる左ストレートが最大の武器であるベノーイ、左フックも一発でKOできる威力を持っている。パワー、スピード、技の切れ、戦術と全てにおいて高レベルを誇るヴィールセンを破ることは並大抵ではないが、まさかの結末を起こせる力は秘めていそうだ。
この他の注目は、7月にロシアのソチで開催予定のIT’S SHOWTIME 70キロトーナメントにエントリーされているエウゲニー・クロウスコイだ。伝わってくるのはその名前だけで、実力はいか程のものか。対戦相手のアンドレ・グリゴリアンは、ベルギー・アントワープ在住のアルメニア系ファイター。10勝12敗のグリゴリアンを相手に、躓くようだと70キロトーナメント出場が帳消しになっても不思議でなくなる。
■IT’S SHOWTIME主な対戦カード
<IT’S SHOWTIME 61キロ級MAX世界選手権試合ヘビー級/3分5R>
セルジオ・ヴィールセン(オランダ)
カリム・ベノーイ(フランス)
<95キロ契約/3分3R>
マルク・ウリガー(ベルギー)
シャーク・パルパーリャン(ベルギー)
<73キロ/3分3R>
セベリアーノ・リーセル(オランダ)
マラット・グリゴリアン(ベルギー)
<73キロ契約/3分3R>
レフテリオ・ペレゴ(オランダ)
ソニー・ダグレイド(オランダ)
<70キロ契約/3分3R>
アンディ・リスティ(オランダ)
ニック・ベルヤーズ(オランダ)
<70キロ契約/3分3R>
エウゲニー・クロウスコイ(ロシア)
アンドレ・グリゴリアン(ベルギー)