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【UFC128】チバウがペルグリーノから判定勝ちをスコア

2011.03.20

■ライト級/5分3R
グレジソン・チバウ(ブラジル)
Def.判定2-1
カート・ペルグリーノ(米国)

ケージに押し込んで、テイクダウンを狙うチバウだが、自ら距離をとり打撃戦に。サウスポーのチバウに対し、アウトサイドに回り込んでパンチを放つペルグリーノは、組みつこうとするが距離を取られる。両者、距離を見ながらの試合となるが、徐々にプレッシャーを与えたペルグリーノがダブルからシングルでテイクダウンを狙うも、態勢を入れかえたチバウが逆に倒すことに成功する。

そのままリバーサルを仕掛け、立ち上がったペルグリーノがドライブ、残り10秒になって打撃の交換をするが、優劣をつけるには非常に判断が難しいラウンドとなった。


2R、右から左を伸ばすチバウに対し、ペルグリーノが両手を広げて、「打ってこい」とアピール。しかし、初回と同様に距離を取り合いが続く。

左を伸ばすペルグリーノがローを蹴り込み、距離を詰めると右を連打し、チバウの動きを止める。直後にテイクダウンしたペルグリーノがハーフからパウンド、ボディへエルボーを落す。チバウの潜りから尻をずらして立ち上がろうという動きを潰し、しっかりと首を殺して抑え込むペルグリーノ。チバウはフルガードに戻すが、有効な仕掛けはなく防御に精一杯となる。

一瞬、ペルグリーノが距離を作ると、即立ち上がり、バックすら許さないチバウだが、そのまま特に攻防がなく2Rが終了し、ペルグリーノがラウンドを取った。

最終回、左から右を振るいつつ前に出るチバウだが、ペルグリーノはステップバックし、組みつき際のヒザも察知する。ならばと左ハイを見せたチバウだが、自分の距離で戦っているとは言い難く、試合のリズムはペルグリーノが掴んでいる。

真っ直ぐ伸びるペルグリーノの右に対し、チバウも踏み込んで左を放っていく。テイクダウンへの繋ぎか、ダメージを与えたいのか、目的がハッキリとしないチバウの打撃。ドライブしても、テイクダウンには至らないまま、残り2分30秒となる。ここでペルグリーノがシングルからドライブ、ケージレスリングの展開になると、チバウがテイクダウンを奪い、そのままパス。背を向けて立ち上がったペルグリーノは、向かい合うと再びシングルを見せるが、力は感じられず時間稼ぎのようにも見える。

チバウは足を振り抜き、打撃戦の中から再びテイクダウンを奪う。背中を付けたペルグリーノに重い左パウンドを連打し、立ち上がったところでバックへ。

最後の最後に前転からヒザ十字を仕掛けたペルグリーノだが、ここでタイムアップ。最終ラウンドは明らかにチバウとなり、結果、29-28で2票を獲得したチバウが判定勝ちを手にした。

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