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【A1 Combat31】30歳デビューのバトラーが、全米グレコ代表ハートショーンを倒しフライ級王者に

<A-1 Combatフライ級王座決定戦/5分3R>
ロイス・バトラー(米国)
Def.2R4分56秒by TKO
メイソン・ハートショーン(米国)

元グレコ米国ナショナルチーム・メンバーで、5勝1敗のハートショーン。対するバトラーは5勝0敗。バトラーの左とハートショーンの右が交錯する。シングルレッグでテイクダウンを決めたハートショーンだが、バトラーもすぐに立ち上がる。ケージに長身のバトラーを押し込んだハートショーンが押し返され、ケージ中央で右エルボーを入れる。左右のエルボーを続けたハートショーンは離れると右オーバーハンドから左をヒット。バトラーはステップジャブを入れ、右に回る。ローに高速ダブルレッグを合わせたハートショーンがだがバックに回りきれない。

バトラーは首相撲&ヒザ、左を当て右ハイを狙う。ハートショーンも前に出るが、ハイを狙われる。首相撲でエルボーを打ち合う両者、離れたところでバトラーが右を入れてダウンを奪う。すぐに立ちあがったハートショーンが距離を取り直すが右目じりを大きくカットしている。ワンツーで前に出るバトラーはボディロックを取られ、ケージに押し込まれるが離れてスピニングバックキックからミドルを狙い初回を取った。

2R、ダブルレッグの圧から右カーフを蹴ったハートショーン。ダブルレッグで組みつくが、バトラーがアンダーフックから回して離れる。直後にバトラーの左ローが急所に入り、試合が中断。再開後、バトラーが左を見せて右を当てる。ハートショーンはダブルレッグからボディロック、小内刈りでテイクダウンを決めるとマウントを取る。反転して落としたバトラーは、ヒザをボディに突き刺す。ハートショーンはインサイドトリップを防がれ、距離を取られるとジャブを被弾。このジャブが、右の呼び水となるため距離を掴みたいところだ。

バトラーは右ミドルハイをガードの上から蹴り、ハートショーンの上体が起きる。直後に左から右を打ち込みダウンを奪ったバトラーは、ハートショーンのシングルにエルボーを連打して切る。そのままバックに回ったバトラーが、左のパンチを打ち込む。立っても倒されたハートショーンは、左のパンチを続けて被弾し、RNCを必死で防ぐ。立ち上がりつつ正対したハートショーンだが、バトラーが大外落としでテイクダウン。

サイドからバックに回りつつRNCをセットしにかかる。パンチに切り替えたバトラーは、立ち上がったハートショーンにハイキックを狙いヒザ蹴りを2発。クリンチから大外落としを再び決める。サイドバックで左のパンチを落とすバトラー、ここでレフェリーが試合を止めた。

30歳を過ぎてプロデビュー、32歳の新チャンピオンはユライア・フェイバーからベルトを贈られ「世界的なレスラー、俺もレスリングをやっていたから。これからはトゥースムース(バトラーのニックネーム)の時代だ。ダナ・ホワイト、俺はもっとフライ級をエキサイティングにできる」とインタビューで話した。


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