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【LFA208】マカーテがレジェスにTDをほぼ許さず、打の圧で快勝。狙いはフェザー? ライト??

【写真】ライト級王者リッチー・ミランダはチームメイト。そうなるともともとのフェザー級でタイトルを狙う公算が高いか(C)LFA

<150ポンド契約/5分3R>
クリス・マカーテ(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ハビエル・レジェス(コロンビア)

ケージインの際に、マイケル・ジャクソンのダンスをチームと披露するなどJ-MMAを感じさせたレジェス。そのレジェスのビザ問題で対戦が流れたこともある一戦は、レジェスの右カーフ、マカーテの右オーバーハンドの交錯で始まった。マカーテはワンツーで前に出ると、レジェスがテイクダウンへ。切ったマカーテは離れ際にヒザを狙った。ギリギリでかわしたレジェスは右カーフを蹴られるが、テンカオを狙う。マカーテは右を当て、カーフにつなげる。

さらに右から左を振るうと、レジェスが勢いに巻き込まれたように尻もちをつかされる。すぐに立ち上がったレジェスは前に出るが、マカーテがフックでステップイン、右を当てて組みつく。自ら離れたマカーテが右を当て、ニーを腹に突き刺す。レジェスはまっすぐ飛び込んでダブルレッグも、かぶったマカーテがヒザを打つ。残り10秒、マカーテは左に回って初回を戦い終えた。

2R、レジェスがジャブを繰り出し、カーフを蹴る。マカーテもカーフを返すと、レジェスの蹴りに右を合わせようとする。ワンツーのフックにダブルを仕掛けたレジェスは、切られて首相撲からヒザを受ける。レジェスは飛び込みにカーフ、右を合わされペースをつかめない。クリンチの攻防でもヒザを有効につかうマカーテは、荒いパンチの応酬後は待ちの姿勢に。それでもカウンターで左をヒットさせたマカーテは、左回りで距離を取る。と、レジェスのダブルレッグ狙いを切って、首相撲からヒザを連続で突き上げる。

レジェスはマカーテの右の打ち終わりに右を合わせると、パンチをまとめてダブルレッグでテイクダウンに成功する。レジェスは初めてグラウンドに持ち込むと、ガードの中でパンチ、ヒジ、鉄槌を落とした。

最終回、マカーテのカーフに対し、レジェスが右を伸ばす。オーバーハンドで近づき、パンチを振り回してから組んだマカーテは、ヒザ蹴りを見せた離れる。レジェスはここも遠い距離からまっすぐ飛び込む。マカーテが切り続け、シングルに移行されてもがぶって譲らなかった。レジェスはケージにマカーテを押し込み、レベルチェンジからシングルレッグへ。ジャンプをし、ケージを蹴ってバランスをキープしたマカーテは、執拗なダブル狙いもがぶってヒザにつなげる。

背中をケージにつけた状態が続くマカーテは、上手く時間を使っているか。ついには場内にブーイングが起こり、残り1分で両者が離れた。レジェスがジャブを伸ばすが、勢いはない。マカーテは右オーバーハンドを放ち、組んでいく。エルボーを打って離れたレジェスが最後の10秒に向かう。そのまま決定打はなく、勝敗の行方はジャッジに委ねられた。

結果、マカーテが3-0の判定勝ちを手にし、「ケージの外は自分ではコントロールできない。でも強い相手と戦いたい」と話した。


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