【Strikeforce】体格に勝るシウバ、序盤の劣勢凌ぎ逆転
■ヘビー級/5分3R
アントニオ・シウバ(ブラジル)
Def.2R2分49秒/TKO
マイク・カイル(米国)
【写真】解説陣から、「敗れたけど、1Rにあれだけの試合をしたカイルは、ライトヘビー級のタイトルコンテンダーだ」という発言があったが、それだけにこのような階級を超えた試合は必要なかったはずだ (C) ESTHER LIN/STRIKEFORCE
5日前の対戦オファーを承諾したマイク・カイルと、シウバの体重差は20キロ。体格差が明白な両者の一戦は、ジャブを伸ばすカイルに対し、シウバが左フックを返していく。だが、次の瞬間、カイルがジャブからの右ストレートでシウバの顔面を打ち抜き、ダウンを奪った。
パスを仕掛けながら鉄槌を連打するカイル。必至にガードやハーフに戻そうとするシウバだが、カイルはポジションを変えて拳を落とし続ける。ハーフからガードに戻したシウバは、カイルの腕を抱え込もうと試みるが、カイルは腕を抜いてはボディ、顔面にパンチを放っていく。
2R、テイクダウンにきたシウバをいなしたカイルだったが、シウバもパンチ&ローで攻撃の手を休めない。パンチからがぶるようにカイルを捕まえたシウバは、ケージ際でテイクダウンを奪うとパウンドからサイド、トップ、反対側のサイドポジションへと移行しつつ、シングルを仕掛けたカイルをがぶるとスピニングチョークへ。
頭を抜いたカイルだが、上をとったシウバがマウントを奪取し、パウンドを落としたところでレフェリーが試合をストップした。
勝ったシウバは、急な対戦を受諾したカイルの手を掲げて敬意を示すと、インタビューには「対戦相手は選ばない。ストライクフォースが当ててきた人間なら誰とでも戦う」と語った。