【Affliction】ブーイングもリンドランドがウィナーコール
■第5試合 ミドル級/5分3R
マット・リンドランド
Def. 3R終了/判定3-0
ファビオ・ネガォン
試合開始10秒、前進してきたネガォンから、左フックでダウンを奪ったリンドランドは、タックルでごまかすネガォンをギロチンで絞めあげる。首を引き抜いてスイープを狙ったネガォン。ここで自らスタンドへ戻ったリンドランドは作戦を変更。インサイドからパンチ攻撃に切りかえ、桜庭のように両手でチョップを落とす。
ネガォンの腕十字狙いを察知して、リンドランドはパウンドを落としながらパス狙い。スタンドに戻ることに成功したネガォンだが、リンドランドにヒザを当てられ、たまらず距離を取る。
2R、今度はネガォンがフックの連打でペースを掴み、リンドランドをコーナーにくぎつけにする。パンチを打ち返すリンドランドは、ネガォンの方足タックルをきり、反対にテイクダウンを奪うことに成功する。細かいパウンドで攻めるリンドランド、試合は膠着気味となり最終ラウンドへ。
最終ラウンド、疲れの見える両者はリズムの悪い打撃戦を繰り広げる。リンドランドの不意をついた左ハイに思わず後退するネガォンは、力のないフックを返していく。そのパンチをかわしきれないリンドランドもテイクダウンもままならず思うように攻めることができない。
両者ノーガードに近い状態となり、パンチを交換する展開に場内からはブーイングも聞かれる。残り試合時間90秒となり、キレを取り戻したネガォンがパンチ攻撃。ならばとリンドランドが思い切りテイクダウンを仕掛けると、ネガォンはエプロンに。
ネガォンは腰投げから、ヒザをボディに見舞うが、ここで試合終了。ブーイングを受けながら、勝者のコールを受けたのはリンドランドだった。