【GLORY】ロスマーレンが大差の判定勝ちで日本行き
■キック・ワンマッチ/3分3R
ウィリアム・ヴァンロスマーレン(オランダ)
Def.3R終了/判定
マキシム・ウィロフスキー(ロシア)
【写真】序盤こそマキシム・ウィロフスキーも鋭いパンチを伸ばすことができたが、終盤はウィリアム・ヴァンロスマーレンのプレッシャーに防戦一方だった (C)BAS UTERWIJK
勝者がK-1MAXと契約すると発表された、この試合。ボディからヒザ蹴りを見せたウィロフスキーが、さらに右フックを伸ばす。ロスマーレンは右ローを返し、さらに左ローで足を止めにかかる。
かまわずジャンピングニーを見せたウィロフスキーが、左右のフックを見せれば、ロスマーレンも左フックを叩きこんでいく。ウィロフスキーの右ハイをブロックしたロスマーレンだが、直後に放った左フックは空を切る。ラウンド終盤、パンチの精度が上がったロスマーレン。ウィロフスキーも、オランダ人を相手に目を見張る対角線コンビネーションを見せる。
2R、左ハイを放ったウィロフスキーに、左ボディフックを打ち込み、俄然攻勢に出るようになったロスマーレン。フライングニーからウィロフスキーをロープに詰めて、アッパーを突き上げる。ローでウィロフスキーを後退させたロスマーレンは、ボディフックから左右のフックを顔面に打ち込んでいく。
時おり反撃のパンチを繰り出すウィロフスキーだが、基本はさがりながらの攻撃となる。追いかけてローから、右フック、さらにヒザを見せたロスマーレンが、完全に2Rを奪った。
最終回、さらに威力を増した右ローを蹴りこみ、ウィロフスキーを棒立ちにさせるロスマーレンが真っ直ぐさがるウィロフスキーに左フックを叩きこむ。必死にショートの連打を見せたウィロフスキーだが、ロスマーレンの右フックで動きが再びストップ。サンドバッグと化したウィロフスキーは、ボディ+ローをコンビで受け、ヒザから左フック、右ローと受けてコーナーへ。
右フックで体がよれたウィロフスキーを見て、ついにレフェリーがスタンディングダウンを取る。カウント8で試合再開に呼応したウィロフスキーだが、試合終了前にもロスマーレンの猛攻にさらされ試合を終えた。裁定は当然ロスマーレンとなり、日本行きを手にした。