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【FAW2024#03】脇田の右をかわして組みつくクサノ。2Rからテイクダウンに成功して判定勝利

テイクダウン後のコントロール力は流石のクサノだった【写真】(C)MMAPLANET

<63キロ契約/3分3R>
ガブリエル・クサノ(ブラジル)
Def.3-0
脇田仁(日本)

脇田が左関節蹴りから距離を詰める。クサノはケージを背負いながらサークリングし、ケージ中央に入ってから組みついた。左腕を差し上げてドライブしたクサノは、四つで組むとケージに押し込みながらヒザ蹴りで削る。上下に揺さぶるクサノに対し、脇田がウィザーで耐えるとレフェリーがブレイクをかけた。再開後、クサノはサークリングする。脇田の右ストレートをかわして組んだクサノが、再びケージに押し込んでいく。脇田がボディに左ヒザを突き刺す。クサノが左足を抱えようとしたがシングルレッグで組めず。レフェリーがブレイクをかけると、再開後に脇田がケージに押し込んだが、クサノが差し返して初回を終えた。

2R、初回よりもクサノが大きくサークリングする。脇田の右に左ミドルを合わせたクサノは、やはり距離を取りながら脇田の右をかわして組みついた。左腕を差し上げ、ケージに押し込みながら揺さぶるクサノ。脇田もウィザーから左腕を差し入れる。クサノも右を顔面に入れて削るもグラウンドに持ち込むことができない。レフェリーがブレイクをかけて再開されると、クサノが大きく回る。脇田は右ボディストレート、さらに前蹴りを突き刺した。クサノは脇田のカウンターを食らいながらも組みつき、ボディロックから遂にテイクダウンを奪った。脇田が下から足を上げていくも、クサノが振りほどく。脇田は逆側に足を組んで腕十字を仕掛けたが、これは潰された。

最終回もクサノが大きく回り、脇田の右をかわして組みつく同じ展開からスタート。しかしクサノがグラウンドに持ち込むのは早かった。背中を着かせたクサノは、ハーフガードの脇田にパウンドを連打を浴びせる。パスしてサイドに回ったクサノは、脇田のブリッジを左オーバーフックで防ぐ。

マウントに移行したクサノがパンチの連打を浴びせると、脇田が腕を伸ばした。さらにケージキックを狙う脇田に対し、トップを維持するクサノが右腕を取って腕十字を仕掛ける。これは腕を伸ばしに行かず、マウントをキープしながら鉄槌を落とし、残り10秒で脇田の左腕を取ったものの、十字で伸ばすには至らなかった。

判定はユナニマスでクサノの勝利した。


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