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【WEC51】ミゲール・トーレス、復活の一本勝ち

■第9試合 バンタム級/5分3R
ミゲール・トーレス(米国)
Def.2R2分25秒/リアネイキドチョーク
チャーリー・バレンシア(米国)

長いリーチのトーレスに対し、距離をとって左右に足を使うバレンシア。トーレスの攻撃をバックステップでかわそうとすると、すぐにケージに詰まってしまう。左ジャブから右を伸ばしたトーレスに、一瞬、バレンシアの体が固まる。

バレンシアは足元に潜りこむように近づき、大きな振りの右フックを放つが、トーレスの反応と比較するとスピード不足は否めない。左のボディフックから、右を放ち距離を詰めたトーレスは、組みついてテイクダウンを狙うが、バレンシアがケージを背にして我慢する。


距離を取ったトーレスの左ローが、バレンシアの急所を直撃し、インターバルが与えられる。再開後、左ハイを見せたバレンシアは、直後に右ローをクリーンヒットさせる。小刻みなステップを踏み、速さが増したバレンシアだが、距離が詰まったところでトーレスのパンチがヒットした。

前方に崩れ落ちたバレンシアにトーレスのパウンドが襲いかかる。ファイヤーマンキャリーでトーレスの体を持ち上げたバレンシア。トーレスがバックへ回り振り落されそうになったところで初回を終わった。

1R終了間際の勢いを持続したいトーレスは、左から右ストレートをヒットし、右ハイの追撃をかけると、バレンシアが再び腰から崩れ落ちる。シングルレッグで難を逃れようとしたバレンシアだが、立ち上がりざまにトーレスのニーで蹴り飛ばされ、仰向けで倒れこむ。

必至の形相でガードを取るバレンシアから、簡単にパスガードを奪ったトーレスは、バックへ回り込むと、四の字フックでバックマウントに。たすき掛けから、パンチを顔面に見舞い、左腕を喉元へ潜り込ませると万事休す。バレンシアは力なくタップの意思表示をし、トーレスが復活の一本勝を手にした。

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