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【WEC51】ループが左ハイ一閃、コリアン・ゾンビを撃破

■第8試合 フェザー級/5分3R
ジョージ・ループ(米国)
Def.2R1分30秒/TKO
ジョン・チャンソン(韓国)

いきなり右ローを放ったチャンソンだが、ループの左ジャブを顔面に受ける。殴られても、殴る――が信条のチャンソンは、ループの右を受けながらも、右を放っていく。

左ジャブから右ハイを見せ、チャンソンの突進を阻止しようとするループ。リーチで劣るチャンソンは、左右のフックで飛び込むと、WEC登場以来、初めて組みついていく。


自ら距離を取ったチャンソンの豪快なフックは空振りに終わる。チャンソンのアグレッシブな姿勢にもループは乗らされず、乱打戦に持ち込まれることはない。右ボディを伸ばし、距離を取ったループは左右のジャブをヒットさせる。

前に出ながらフックを放つチャンソンの攻撃を、左へ回りながらかわそうとしたループだったが、ここで右フックを受ける。それでも試合はチャンソンの持ち味を消す形、つまりループのペースで進んだ。

2R、左を伸ばしたチャンソンは、右を放ちながら距離が詰まると組みついていく。間合いを図るチャンソンに、ループの左ハイが軽くヒットするも、チャンソンは左右のフックを振り回しながら、前進する。

再び、自ら距離を取り直したチャンソンが、右から左を放ったところにループの左ハイキックがヒット! 前回と違い、しなるような左足を顎先に受けたチャンソンは、真後ろに腰から崩れ落ち、コリアン・ゾンビが再び立ち上がることはなかった。

ループは「乱打戦に持ち込まれないよう、コーチからも我慢して戦えと言われていた」と語り、キャンプのコーチ陣とWECに感謝の言葉を残して、チャンソンが沈んだケージを後にした。

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