【FAW2024#02】中村がギレルメの打撃に苦しむも最終回に左でTKO勝ち。決勝でトミーと対戦へ
【写真】最後は中村が左ストレートを軸にギレルメを殴り倒した(C)MMAPLANET
<フェザー級/3分3R>
中村京一郎(日本)
Def.3R2分14秒 by TKO
ギレルメ・ナカガワ(ブラジル)
サウスポーの中村がガードを下げて距離をつくる。右ジャブをボディに突き刺す中村に対し、ギレルメはローからテイクダウンに入るタイミングをうかがっているか。さらにボディへ左ストレートを伸ばす中村。しかし右ジャブをボディに打ったところに、ギレルメが右ミドルを合わせた。中村の左ストレートを受けたギレルメがバランスを崩す。中村はギレルメの右インローに右ジャブを合わせたが、ギレルメのローが急所に入ってしまい、試合は中断される。再開後、ギレルメの右ハイをかわした中村は、左ボディストレートへ。ボディへの右ジャブから顔面への左ストレートに繋げる。ギレルメも中村のボディ攻撃に右ハイを狙って行った。
2R、互いにけん制のパンチを繰り出して距離を測る。中村の左ストレートがギレルメのアゴをかすめた。ギレルメはシングルレッグで飛び込むも、これを中村がかわす。立ち上がったギレルメは左ハイを繰り出したが、これをキャッチした中村に倒されてしまう。
中村はギレルメの右に、打ち下ろしの左を合わせた。ギレルメは右ミドルハイ、右ハイと攻め立てるが、肝心のテイクダウンは成功せず。中村がローと左ストレートを散らし、ギレルメの右ハイはブロックする。左ストレートでギレルメのアゴを跳ね上げた中村は、さらにノーモーションの左を突き刺していった。
最終回、中村が右縦蹴りからスイッチした。サウスポーに戻すとギレルメの右を食らい、フラついた。中村も打ち返すが、ギレルメの左フックで尻もちを着く。立ち上がる中村に組みついたギレルメ。これをカットした中村にギレルメがパンチからシングルレッグへ。
スプロールした中村がスタンドでパンチを当てるも、口から出血が見られる。しかし距離を詰めてきたギレルメの顔面に左ストレートを叩き込み、グラついた相手にパンチの連打を浴びせていく。ギレルメはケージ際でうつ伏せにダウンし、中村が追撃の連打を打ち込んだところでレフェリーが試合を止めた。
KO勝ちでトミー矢野が待つ決勝に進んだ中村は、「何回もテイクダウンに来たけど、打ち合ってくれたし、僕もパンチをもらいました。これから二人とも上に行くと思います。(決勝は)トミーとは1回戦の時から『決勝でやろうぜ』と話していたので、良い試合になると思います」と語った。