【It’s Showtime】カラケス、王者の証明
■第9試合 ヘビー級/3分3R
ヘスディ・カラケス(オランダ)
Def.2R/KO
ルステミ・クレシュニック(ベルギー)
【写真】現SHOWTIME王者カラケス。バダ・ハリとの反則決着もあったが、今大会ではクレシュニックを破り、王者の意地をみせた
現SHOWTIME世界ヘビー級王者のヘスディ・カラケスは、前回のタイトル戦でバダ・ハリの反則攻撃で勝利を収めることとなった。ここで負けたら、実力を疑われる恐れもあるため、ある意味、絶対に落とせない試合が、今回のクレシュニック戦といえよう。
1R、ローキックの蹴り合いからスタート。カラケスは、強烈なローキックでクレシュニックにダメージを与えていく。ハイキックを返すクレシュニック。カラケスは、これをかわしてミドルキックで吹っ飛ばす。クレシュニックは、パンチ連打からローキック。カラケスは、構わずローキックを返す。
クレシュニックも同じようにローキックを返しているが、カラケスとは質が違うようだ。クレシュニックは左ボディ。カラケスは、右ローキック、右ボディ、右ローキックと地獄のコンビがクレシュニックに襲い掛かる。クレシュニックは、失速していった。
2R、カラケスは、左、右とローキックで攻めて、クレシュニックの逃げ場を消していく。苦し紛れにフックを返すクレシュニック。カラケスの左ローキックが連発で入る。クレシュニックは、完全に失速していく。カラケスの執拗なローキックが次々とヒットしていく。
クレシュニックがボディブローを繰る出すが、カラケスのローキックが倍以上になって返っていった。やがて、カラケスの右ローキックを受けたクレシュニックは、苦痛に顔を歪ませてロープにもたれかかるようにズルズルと倒れていった。この攻撃で、カラケスはKO勝利。これまでリコやエロル・パリスといった強豪を倒してきたクレシュニックだったが、カラケスの方が一枚上手だった。