【It’s Showtime】レコが復活の狼煙をあげる
■第8試合 ヘビー級/3分3R
ステファン・レコ(オランダ)
Def.3R/判定
ヴォルカン・ダズガン(トルコ)
キャリアで上回るステファン・レコは、ゴングとともに前へ出てプレッシャーをかけていく。強烈なローキックでダズガンの足を狙っていった。だが、ダズガンも負けてはいない。レコにローキックを蹴られたら、逆に蹴り返す。レコがストレートを打ってくれば、フックで反撃。ややレコが押される場面もあり、勝負の行方は分からなくなっていった。
2R、相変わらずレコは前へ出て、ローキックを蹴りまくる。相手にイニシアティブを握らせないところは、さすがはベテランだ。ダズガンは、レコの突進に合わせてフックを振り回す。豪快なフックが、空を切る。ダッキングでかわしたレコは、バックキック。全盛期の頃の右ストレートは戻っていない印象のレコだが、左ボディがいい。ガツンと入り、ダズガンは後退する。左ハイキックを返すのが精一杯か。
3R、ここでもレコは前へ出てローキック。左ジャブから右ストレートを放つレコ。ダズガンは、一歩も引かずにパンチで打ち合った。レコはワンツーからのローキック。下がらないダズガンは、これを耐えてローキックを返す。さらにフックでKOを狙った。
レコはヒザ蹴りで動きを止めにかかる。ダズガンは左フック。レコのローキックが決まり、一瞬、動きが止まるダズガン。ほぼ互角に闘っていたが、レコのペースにはまっていった感じだ。判定は、レコ。ベテランが、ギリギリのところで踏みとどまった。