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【PFL vs Bellator】モハメド・アリの孫ビアッジョ・アリ・ウォルシュが、TD&トップキープでプロ初陣飾る

【写真】デビュー戦でフルマークの判定勝ち。どういうキャリアを積んでいくのか、興味深い(C)PFL

<ライト級/5分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
エマニュエル・パラシオ(アルゼンチン)

モハメド・アリの孫、アリ・ウォルシュのプロデビュー戦。右オーバーハンド振るいつつ、即組んでテイクダウンを決めたアリ・ウォルシュだが、パラシオはスクランブルで立ち上がる。ケージにパラシオを詰めたアリ・ウォルシュは、胸を合わせてダブルアンダーフック&大内刈りでテイクダウンを奪う。パラシオはクローズドガードを取り、ガードを開くと素早いパンチを放っていたアリ・ウォルシュだがクリーンヒットはなかった。

残り1分20秒でパスを決めたアリ・ウォルシュがサイドで抑える。腰を押したパラシオが足を戻す。パラシオにギロチンをセットさせなかったアリ・ウォルシュが、蹴り上げに立ち上がってスタンドで待ち受ける。アリ・ウォルシュは飛びヒザを繰り出したが、右を被弾し時間に。その後もパンチを交換し、傍観したレフェリー。パンチを当ててしまったパラシオがアリ・ウォルシュに謝罪した。

2R、右ローからワンツーを入れたアリ・ウォルシュに対し、パラシオが右フックを入れる。アリ・ウォルシュはコンビを当て、左フックから右エルボーをヒットさせる。さらにロー、続いて右ハイを見せたアリ・ウォルシュはワンツーの左を被弾して動きが止まる。直後にテイクダウンを決めたアリ・ウォルシュが、クローズドガードのなかに収まった。

残り2分強となり、動きのない両者をレフェリーがスタンドに戻す。打撃戦からアリ・ウォルシュが跳びヒザ、直後にクリンチからダブルレッグでテイクダウンを決める。パラシオはギロチンを右、左の順で仕掛けるがアリ・ウォルシュが苦も無く頭を抜く。右足を抜いたアリ・ウォルシュが、頭をつけて抑え込みラウンド終了を迎えた。

最終回、ハグをした両者。アリ・ウォルシュが打撃戦のなかでレベルチェンジし、テイクダウンを決める。そのままサイドで抑えたアリ・ウォルシュは抱えられた頭を抜けないが、ヴァンフルーチョーク気味に抑えていく。足を戻すと同時に、巻いていた手を放したパラシオがクローズドガードを取る。ここから動きは少なく、残り2分でレフェリーがブレイクを命じた。

粗いフックから組んだアリ・ウォルシュが、ボディロックテイクダウン。パラシオは下からエルボーも簡単に倒され過ぎだ。アリ・ウォルシュもテイクダウン後はこれといった攻撃はなく、腕十字狙いにパンチを落とす。このままガードのなかで過ごしたアリ・ウォルシュが3-0の判定勝ちでプロ初戦を勝利した。


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