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【It’s Showtime】オランダキック、2010~2011の幕開け

2010.09.06

IT'S SHOWTIME
【写真】オランダを拠点、欧州最大のビッグショーを開催するイッツショータイム、いよいよ2010~2011年シーズンが幕を開ける (C)WOLRDKICKs

12日(日・現地時間)、オランダ最大の格闘技イベントから欧州ネットワークへと勢力を拡大中のIT’S SHOWTIMEのイベントが、ダッチ・キックボクシング・ワールドのメッカ=アスムテルダム・スポートホール・サウドで行なわれる。

夏のバカンスを終え、オランダ格闘技界が活動を再開する9月、つまり同大会はオランダ格闘技界の2010~2011年シーズンの幕開けを意味する。5月29日(土・同)ではアムステルダム・アレナに2万人以上の大観衆を飲み込み、今やK-1と肩を並べ、世界最大の立ち技イベントの地位を確立しつつあるイッツショータイムだが、今回はその看板選手でもあるメルヴィン・マヌーフがプロモート業に乗り出した記念すべきイベントとなる。

オランダキックのビッグショーとしては、ごくごく平均的な11試合、その全てがトップ+トップ下のキックボクサーが出場。K-1やK-1MAXに来日した経験のある選手も多く、日本でも馴染みの名前がずらりと並んでいる。その選りすぐりのラインナップのなから、今日は注目の3カードを挙げたい。


まず新設されるIT’S SHOWTIME MAX61キロ級世界王座決定、セルジオ・ヴィールセンとミッシェル・ペイノーが対戦する一番。アーネスト・ホーストやレミー・ボンヤスキー、そしてアリスター・オーフレイムに代表されるスリナム系オランダ人ヴィールセンは、5月29日にスイスのジュネーブで行なわれたキックの大会で、ラジャダムナン4階級を制覇したアヌワット・ゲーオサムリットを僅か30秒、ローの連打から右ハイキックによりKOで下している。一方のペイノーはファービオ・ピンカに並ぶフランスキック界の強豪だ。

7人目のイッツショータイム世界王者に輝くのは、どちらの選手となるか。また、新世界王者は11月29日のギリシャ大会で初防衛戦を行い、挑戦者には日本人キックボクサーも候補に挙がっているようだ。

Gerges【写真】世界ヘビー級王者ヘスティ・カラケス。長い手足を生かし、ローからパンチ、近づいてはヒザというチャクリキ式キックボクサー (C) WORLDKICKs

ヴィールセンとペイノーの勝者が、イッツショータイム最軽量王者になる一方で、最重量=95キロ以上級ヘビー級世界王者ヘスティ・カラケスも、今大会の出場が決まった。5月に反則含みながら前王者バダ・ハリから王座を奪取したカラケス。対戦相手のルステミ・クレシュニックはリコ・ヴァーフォーベンやエロル・パリスを破ってきた注目株のアルバニア系ベルギー人ファイターだ。

世界王者とはいえ、安定度は今一つ欠けるカラケスに対し、テコンドー出身、基本はサウスポーながらスイッチを多用するクレシュニックが足技でどこまで追い込むことができるかが焦点となるだろう。

Kem【写真】ムエタイ勢のK-1ルール参入は、イッツショータイムによってより本格的になりそうだが、果たしてケムは首相撲なしルールを克服できるだろうか (C) BEN POINTER/EFN

K-1ルールとは水と油ながら、イッツショータイムには65キロ世界王者オロノ・ウォーペットブーンや、佐藤嘉洋を破ったパジョンスックらタイ人ファイターら活躍している。そんななか、特に注目されているのが、ケム・シッソーピーノーンだ。元ラジャダムナン・スーパーファザー級王者で、ソープルンジット、フェアテックスの名で活躍したヒザ系のファイターだ。

今年3月のミラノ大会ではK-1MAX09王者のジョルジオ・ペトロシャンを相手に判定負けを喫したケム。ムエカオはパンチ系ファイターを苦手とするのが定説だが、組み相撲が許されていないルールで、如何に戦うのか。首相撲なしでヒザを多用するペトロシャン相手に、まずは合格点を与えても良いファイトをやってのけたケムだが、オランダキック界70kg級でトップ集団後方に位置するラチッド・ベラーニとの一戦は、その順応性が問われる試合となるだろう。

■IT’S SHOWTIME AMSTELDAM 対戦予定カード

<70キロ級/3分3R>
ロシネ・オズグニ(オランダ)
ニキー・ホルツケン(オランダ)

<70キロ級/3分3R>
モハメド・メダール(オランダ)
カーゴ・ドラゴ(オランダ)

<IT’S SHOWTIME 61キロ級世界王座決定戦/3分5R>
セルジオ・ヴィールセン(オランダ)
ミッシェル・ペイノー(フランス)

<ヘビー級/3分3R>
ヘスティ・カラケス(オランダ)
ルステミ・クレシュニック(ベルギー)

<ヘビー級/3分3R>
ヴォルカン・ダズガン(トルコ)
ステファン・レコ(オランダ)

<70キロ級/3分3R>
ロビン・ヴァン・ローズマレン(オランダ)
ウィリアム・ディンダー(オランダ)

<72キロ級/3分3R>
モサブ・アムラーニ(オランダ)
クリス・ヴァン・ベンローイ(オランダ)

<ヘビー級/3分3R>
リコ・ヴァーフォーベン(オランダ)
リカルド・ヴァン・デン・ボス(オランダ)

<68キロ級/3分3R>
ケム・シッソーンピノーン(タイ)
ラシッド・べラーニ(オランダ)

<70キロ級/3分3R>
ラムジ・タマディッティ(オランダ)
イムロ・メイン(オランダ)

<77キロ級/3分3R>
ヨープ・ベーレンポート(オランダ)
マルセル・グローエンハート(オランダ)

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