【BFC27】ウォーレン王座奪取、バンタム級Tは……
ベラトールFCシーズン3 第4週が2日（木・現地時間）、テキサス州サンアントニオのマジェスティック・シアターで行なわれ、ジョー・ウォーレンがジョー・ソトを破り、新ベラトール世界フェザー級チャンピオンに輝いた。
王座奪取に成功したウォーレンだが、初回の攻防を見る限り、タイトル獲得はほぼ難しいと誰もが思うような試合展開だった。前に出ようとすると、ソトのパンチを受け、下がっても追い打ちのパンチを受ける。得意のテイクダウンは一度として成功せず、前進しても後退しても、ひたすらソトのアッパーやフックを被弾し続けた。
しかし、この一方的な展開に23歳の世界王者ソトの若さが出た。ノーガードで挑発するまでは良かったが、2R、明らかに注意力が散漫となり警戒心が薄れたところで、ウォーレンの右がテンプルを打ち抜いた。何とか立ち上がって向かい合おうとしたが、ウォーレンの右ヒザが顔面を突き上げ、試合は決した。
なお、3試合行なわれたバンタム級トーナメント準々決勝では、ユリシーズ・ゴメス、エド・ウェスト、ザック・マコウスキーが勝ち名乗りを受けたが、本命視されたユリシーズの寝技を避けたテイクダウン中心のファイトは、今後に不安を残したといえる。対照的に動きが良かったのが、マコウスキーだ。この日の試合を見る限り、トーナメントをリードするのはマコウスキーと前週に勝ち星を挙げたホセ・ベガのように感じられる。
