【BFC27】ジョー・ウォーレン、大逆転でMMAでも頂点に
<BFCフェザー級世界選手権/5分5R>
ジョー・ウォーレン(米国)
Def.2R0分33秒/TKO
ジョー・ソト(米国)
左ジャブから右を伸ばすウォーレンに、左で応えるソト。ソトは左のジャブから、右を打ち込むと、ウォーレンの動きが一瞬止まる。ウォーレンのテイクダウン狙いにパンチを打ち込み、出足を止めるとさらに右フックを振るったソト。ウォーレンは大きくバランスを崩し、スタンドに踏みとどまったところで追撃を受ける。
右フック、右アッパーを受けたウォーレンはダメージを蓄積しながら、前進を続ける。テイクダウン狙いは切られ、組みつきにいってもパンチを貰い続けるウォーレン。ソトは左フック、右アッパーを入れ、ウォーレンが組みつこうとしても、すぐに距離を取ってパンチを叩き込んでいく。
ソトの左を受け、再び姿勢が崩れたウォーレンのシングルレッグはすぐに切られ、逆にソトがバックをうかがう。向き合ったウォーレンは、さらにパンチを被弾するが、それでも思い切って右を振るって前進を続ける。ガードを下げ、アゴを指差しウォーレンを挑発するソトが圧倒的に試合を支配し初回を終えた。
余裕綽々の表情で、2R開始を迎えたソト。左を伸ばそうとしたが、そこにウォーレンの左フックがカウンターでテンプルにヒットし、ソトが腰から崩れ落ちる。ガードを取るソトに対し、一気呵成にパウンドを落とすウォーレン。背中を向け、パンチを受けつつ立ち上がったソトが体を入れ換えようとした、その刹那、ウォーレンの右ヒザがソトのアゴ先を捉えた。
再び、キャンバスに崩れ落ちたソトを見て、レフェリーが試合をストップ。大逆転勝利にセコンドのスコット・ヨルゲンセンを抱き合って喜ぶウォーレン。1Rの攻勢を受け、やや慢心したかのようなソトを見逃さない、さすが世界のトップアスリートとして長年活躍した勝負強さをMMAでも見せつけた。