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【WEC50】クルーズ防衛、ヨルゲンセンは王座挑戦に意欲

【写真】自在のスイッチワークを得意とする両者の対戦だが、クルーズはベナビデスからテイクダウンを連発、接戦を制した (C) ZUFFA

8月18日(水・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのザ・パールでは、WEC50「CRUZ vs BENAVIDEZ」が開催された。

昨年8月9日の再戦となるドミニク・クルーズとジョセフ・ベナビデスは、世界バンタム級王座を賭け激突する。前回の戦いでは、ノンストップ・アクションの大会ベストバウトでクルーズが判定勝ち。タイトル挑戦権を獲得し、今年3月には前王者ブライアン・ボーウェルズを下して王者となっている。

対するベナビデスは、キャリア唯一の敗北を喫しながらも、以後、ハニ・ヤヒーラ&前王者ミゲール・トーレスを破って王座挑戦権を手中に収め、クルーズと再び相まみえることに。無尽蔵のスタミナを持ち、スイッチを駆使する両者による好勝負必至の戦いだ。

今回もまたノンストップ・アクションとなったメインイベント。初回からテイクダウンでクルーズがリードをする格好となったが、ベナビデスも初回、3Rで明確に攻勢となるなど、両者は王座戦5R=25分を戦い抜いた。だが、最後はクリーンテイクダウンからのパウンドなど、優勢に試合を進めた王者が2-1のスプリットで防衛に成功した。

また、ユライア・フェイバー2世の異名を持つチャド・メンデスは、フェザー級戦で強豪カブ・スワンソンを撃破、デビューから8連勝を達成した。その他にも、バンタム級次期挑戦者決定戦とも位置付けられるスコット・ヨルゲンセン×ブラッド・ピケットはヨルゲンセンが判定勝ち。ポーランド軽量級最強=マーチェズ・ユトゥスコ、ハビエル・バスケスは、それぞれアンソニー・ジョクアーニ、マッケンス・セミザールに一本勝ちを挙げている。

クルーズ×ベナビデス、スイッチ対決開戦間近
クルーズがノンストップバトル制し、王座挑戦へ – 2009年8月9日(現地時間)

第10試合 WEC世界バンタム級選手権試合/5分5R
[王者]
○ドミニク・クルーズ
(米国)
5R終了
判定
詳細はコチラ
[挑戦者]
ジョセフ・ベナビデス×
(米国)
第9試合 ライト級/5分3R
×シェーン・ローラー
(米国)
3R4分50秒
三角絞め
詳細はコチラ
アンソニー・ペティス○
(米国)
第8試合 フェザー級/5分3R
×カブ・スワンソン
(米国)
3R終了
判定
詳細はコチラ
チャド・メンデス○
(米国)
第7試合 バンタム級/5分3R
○スコット・ヨルゲンセン
(米国)
3R終了
判定
詳細はコチラ
ブラッド・ピケット×
(英国)
第6試合 ライト級/5分3R
○バート・パラジェンスキー
(米国)
2R31秒
TKO
詳細はコチラ
ザック・ミッケルライト×
(米国)
第5試合 ライト級/5分3R
×アンソニー・ジョクアーニ
(米国)
1R1分36秒
TKO
マーチェズ・ユトゥスコ○
(ポーランド)
第4試合 フェザー級/5分3R
○ハビエル・バスケス
(米国)
2R1分35秒
リアネイキドチョーク
マッケンス・セミザール×
(米国)
第3試合 ライト級/5分3R
○リカルド・ラマス
(米国)
3R終了
判定
デイブ・ジャンセン×
(米国)
第2試合 フェザー級/5分3R
○フレジソン・パイシャオン
(ブラジル)
3R終了
判定
ブライアン・キャラウェイ×
(米国)
第1試合 ライト級/5分3R
○ダニー・カスティーリョ
(米国)
3R終了
判定
ダスティン・ポイリアー×
(米国)
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