【PWP】ライトヘビー級王者は12キロ減量したロペスに
■PWP世界ライトヘビー級王座決定戦/5分5R
トニー・ロペス(メキシコ)
Def.2R1分49秒/TKO
ジェイソン・ランバート(米国)
【写真】メジャー経験者のジェイソン・ランバートから、金星を挙げたトニー・ロペス (C) KEITH MILLS
KOTCなど、カリフォルニアでキャリアを重ねてきたロペス。リーチの長さを利して、ランバートに左リードジャブをヒットさせる。左ローから、右フック、ロペスの右足にシングルレッグを仕掛けたランバートだが、ここはテイクダウンに結び付けることはできない。
再び打撃戦のなか、ロペスに組みついてコーナーに押し込んだランバートが、細かいヒザを放ち、テイクダウンに成功する。体をロールさせてトップを奪い返したロペス、抑えがルーズでランバートはすぐに立ち上がる。コーナーでのレスリングが続き、ロペスが態勢を入れ換えたが、ボディにヒザを受けバックを許してしまう。完全にコーナーに体重を預け、テイクダウンを許さない。ラウンド終盤に打撃戦になり、そのまま決定的なシーンはないまま初回が終わる。
2R、すぐに組に行ったランバート。再びコーナー・レスリングが続くか、ランバートがヒザを連打する。
しかし、一瞬、バランスを崩しヒザをついたランバートが、MMAの習性のようにすぐに立ち上がろうとしたところに、ロペスのニーがボディにめり込んだ。この一発で勝負は決していたが、ロペスがパウンドを2発放ったところで、レフェリーが試合をストップ。この試合のために26ポンドの減量をした元KOTC王者が、UFCベテランを破り、ライトヘビー級王者に輝いた。